• 研究課題をさがす
  • 研究者をさがす
  • KAKENの使い方
  1. 前のページに戻る

体外式膜型人工肺離脱後の全身性炎症反応に対する治療の個別最適化に向けた病態解明

研究課題

研究課題/領域番号 23K19630
研究種目

研究活動スタート支援

配分区分基金
審査区分 0905:恒常性維持器官の外科学およびその関連分野
研究機関名古屋大学

研究代表者

本多 純太  名古屋大学, 医学部附属病院, 病院助教 (80976027)

研究期間 (年度) 2023-08-31 – 2026-03-31
研究課題ステータス 交付 (2024年度)
配分額 *注記
2,860千円 (直接経費: 2,200千円、間接経費: 660千円)
2024年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2023年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
キーワード体外式膜型人工肺 / 全身性炎症反応 / 発熱
研究開始時の研究の概要

体外式膜型人工肺(Extra Corporeal Membrane Oxgenetion: ECMO)の導入は増加している。ECMOを離脱するにあたって、発熱が顕在化し、感染症との区別が困難となることがしばしばある。ECMOに対する炎症反応には様々な炎症性サイトカインや補体系、凝固系、内皮細胞、白血球、血小板が関わっているが、完全に解明されていない。またECMO離脱直後の推移についての研究はない。ECMOによる炎症か感染症による炎症なのか鑑別することができれば、最適な患者に早期から抗生剤投与が可能となり、ECMOによる炎症を改善することを目的とした治療法や戦略を探索することが可能となる。

研究実績の概要

研究目的2において単施設で後ろ向き観察研究を行った。2018年1月から2023年12月に名古屋大学医学部附属病院でV-A ECMOを使用し、離脱に成功した18歳以上の心原性ショックの症例53例のうち離脱前のLVAD留置4例を除外した49例についてECMO離脱前後の最高体温および最高白血球数と菌血症の頻度を調査した。また、V-A ECMO離脱失敗(離脱後30日以内の死亡、V-A ECMO再導入、心移植、LVAD留置の複合アウトカム)と新規の発熱との関連について単変量ロジスティック回帰分析を実施した。新規の発熱は23例(46.9%)に認められたが、そのうち白血球増多を伴う症例は1例(4.3%)、菌血症を伴う症例は2例(8.7%)のみであった。離脱失敗は10例(20.4%)にみられたが、離脱後の新規発熱(OR:0.41, 95% CI: 0.079-1.70,p=0.24)との有意な関連は認められなかった。V-A ECMO離脱期において新規の発熱が約半数に認められたが、明確な原因(感染症など)を特定できない発熱も多いことが示唆された。また、離脱期における新規の発熱は予後の悪化と関連しない可能性があることが示唆された。これらの結果について、第52回日本集中治療医学会学術集会(2025.3)において「心原性ショックにおけるV-A ECMO離脱後の発熱・全身性炎症反応の実態と循環動態への関与」という演題で発表を行った。

現在までの達成度
現在までの達成度

4: 遅れている

理由

前向き観察研究において症例を集積中である。

今後の研究の推進方策

現在、ECMO離脱前後の臨床検体を収集し、発熱が起きた症例と起きなかった症例を比較している。ECMO離脱時に発熱が生じるメカニズムについて遺伝子発現変動を次世代シークエンサーにより網羅的に調べる全血を用いたトランスクリプトーム解析と血中のタンパク質量の変化を質量分析器により網羅的に調べる血清のプロテオーム解析を行っている最中である。

報告書

(2件)
  • 2024 実施状況報告書
  • 2023 実施状況報告書
  • 研究成果

    (1件)

すべて 2025

すべて 学会発表 (1件)

  • [学会発表] 心原性ショックにおけるV-A ECMO離脱後の発熱・全身性炎症反応の実態と循環動態への関与2025

    • 著者名/発表者名
      小林芽生,春日井大介,本多純太,風間真吾,山本尚範
    • 学会等名
      第52回日本集中治療医学会学術集会
    • 関連する報告書
      2024 実施状況報告書

URL: 

公開日: 2023-09-11   更新日: 2025-12-26  

サービス概要 検索マニュアル よくある質問 お知らせ 利用規程 科研費による研究の帰属

Powered by NII kakenhi