• 研究課題をさがす
  • 研究者をさがす
  • KAKENの使い方
  1. 前のページに戻る

早産羊胎仔を用いた低用量出生前ステロイド治療による肺成熟効果の検討

研究課題

研究課題/領域番号 23K19648
研究種目

研究活動スタート支援

配分区分基金
審査区分 0906:生体機能および感覚に関する外科学およびその関連分野
研究機関東北大学

研究代表者

高橋 司  東北大学, 大学病院, 非常勤講師 (10979602)

研究期間 (年度) 2023-08-31 – 2025-03-31
研究課題ステータス 交付 (2023年度)
配分額 *注記
2,860千円 (直接経費: 2,200千円、間接経費: 660千円)
2024年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2023年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
キーワード早産 / 出生前ステロイド / ヒツジ / 肺成熟 / ベタメサゾン / 羊 / 出生前ステロイド療法 / 妊娠
研究開始時の研究の概要

出生前ステロイド療法は母体にステロイドを投与することで妊娠34週以下の早産児の肺成熟を促し、児の周産期予後を劇的に改善してきた。一方で従来から用いられているステロイド投与量では,長期的にはこどもの神経発達に負の影響を及ぼす可能性が報告されているため、必要最低量を効果的に投与する方法の確立が望まれている。
我々はこれまでにヒツジ胎仔を用いて、胎仔の肺成熟には高濃度ステロイドへの暴露より、比較的低濃度で持続的に暴露されることが必要であることを明らかにした。本研究では臨床応用に向けて、母体への低用量頻回投与でも胎児肺が十分に成熟し、ステロイド総投与量を従来の1/3 量に減らせることを証明する。

研究実績の概要

出生前ステロイド療法は母体にステロイドを投与することで妊娠34週以下の早産児の肺成熟を促し、児の周産期予後を劇的に改善してきた。一方で従来から用いられているステロイド投与量では,長期的にはこどもの神経発達に負の影響を及ぼす可能性が報告されているため、必要最低量を効果的に投与する方法の確立が望まれている。我々はこれまでにヒツジ胎仔を用いて、胎仔の肺成熟には高濃度ステロイドへの暴露より、比較的低濃度で持続的に暴露されることが必要であることを明らかにした。本研究では臨床応用に向けて、母体への低用量頻回投与でも胎児肺が十分に成熟し、ステロイド総投与量を従来の1/3 量に減らせることを証明する。妊娠期間が確定したSuffolk種のヒツジ胎仔を妊娠120日に以下の2群に分ける(各群 n=8);a) 対照群:Beta-P 12 mgを24時間あけて2回母体筋注投与、b) 低用量群:Beta-P 1 mgを6時間毎に8回母体筋注投与。初回投与から48時間後(妊娠122日)に帝王切開にて胎仔を娩出し、気管挿管後に人工呼吸器管理を30分間行い、呼吸機能を調べる。陽圧換気中の血液ガス分析、呼吸機能検査を測定し、統計学的解析により低用量治療でも十分に肺成熟を促進できることを証明する。令和5年度は羊の受胎率が極めて低く、予定していた実験を遂行できなかった。

現在までの達成度 (区分)
現在までの達成度 (区分)

3: やや遅れている

理由

現時点での進捗は予定より遅れている。令和5年度の猛暑のためヒツジの受胎率が下がったことが原因である。

今後の研究の推進方策

令和6年度は低用量ステロイド投与を行い、肺成熟が得られるかを検討する予定である。

報告書

(1件)
  • 2023 実施状況報告書

URL: 

公開日: 2023-09-11   更新日: 2024-12-25  

サービス概要 検索マニュアル よくある質問 お知らせ 利用規程 科研費による研究の帰属

Powered by NII kakenhi