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ミクログリア除去ラットを用いた脳梗塞の病態解明

研究課題

研究課題/領域番号 23K19660
研究種目

研究活動スタート支援

配分区分基金
審査区分 0906:生体機能および感覚に関する外科学およびその関連分野
研究機関愛媛大学

研究代表者

松本 調  愛媛大学, 医学部附属病院, 助教 (30772503)

研究期間 (年度) 2023-08-31 – 2025-03-31
研究課題ステータス 交付 (2023年度)
配分額 *注記
2,860千円 (直接経費: 2,200千円、間接経費: 660千円)
2024年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2023年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
キーワードミクログリア / 脳梗塞 / マクロファージ / brain ischemia / microglia / macrophage
研究開始時の研究の概要

脳梗塞虚血病巣には、骨髄由来マクロファージと脳常在性ミクログリアが存在する。マクロファージは、虚血壊死組織の貪食やTGFβなどの栄養因子産生など概ね組織保護的に機能する。一方、ミクログリアは、脳梗塞辺縁部で炎症性メディエーターや神経保護因子を産生し、神経障害と保護の相反した機能を持つ。サイトカインやケモカインによって変化するミクログリアは、マクロファージによって多く産生されるTGF-β1によって抗炎症性を獲得する。脳梗塞モデルラットに対しミクログリアを一過性かつ選択的に除去し、脳組織障害や神経機能への影響を調べ、修飾される分子機構を網羅的に解析し、脳梗塞病態でのミクログリアの役割を解明する。

研究実績の概要

脳梗塞には、骨髄由来マクロファージと脳常在性ミクログリアが存在するが、その局在も免疫応答も異なることが分かってきた。マクロファージは、虚血壊死組織の貪食やTGFβなどの栄養因子産生など概ね組織保護的に機能する。一方、ミクログリアは、脳梗塞辺縁部で炎症性メディエーターや神経保護因子を産生し、神経障害と保護の相反した機能を持っている。そのため、我々は、このミクログリアの機能を解明し、組織保護へ誘導する研究を行ってきた。サイトカインやケモカインによって変化するミクログリアは、脳梗塞中心部のマクロファージによって多く産生されるTGF-β1によって抗炎症の性質を獲得することが分かり、脳梗塞治療におけるミクログリアの重要性は高まっている。そこで、脳梗塞モデルラットに対しミクログリアを一過性かつ選択的に除去し、脳組織障害や神経機能への影響を調べ、修飾される分子機構を網羅的に解析し、脳梗塞の病態でのミクログリアの役割を解明する。
現在、ミクログリア除去ラットの脳梗塞モデルの作成を行なっている。また、脳損傷モデルはモデル作成が容易であるため、先行的にその研究で解析を行う予定である。

現在までの達成度 (区分)
現在までの達成度 (区分)

3: やや遅れている

理由

ミクログリア除去ラットの脳梗塞モデル作成や解析に時間を要しているため。

今後の研究の推進方策

遅延しているものの、少しずつ研究は進行しているため、現在の研究を継続していく予定である。

報告書

(1件)
  • 2023 実施状況報告書

URL: 

公開日: 2023-09-11   更新日: 2024-12-25  

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