研究課題
研究活動スタート支援
力学的ストレスと骨密度・骨形態との因果関係には様々な報告があるが、宇宙の無重力空間においては骨密度が急激に減少することが、宇宙飛行士や動物実験で明らかにされている。最近、水生生物のメダカにおいても無重力環境で骨密度が減少することが明らかになったが、そこでは、無重力により誘導されるタンパクの発現上昇と破骨細胞の分化促進・活性化が認められた。本研究では、咀嚼筋の中で最も強大な筋である咬筋の筋力低下モデル動物を用いて、咀嚼筋機能低下に伴う骨密度減少と顎骨の形態変化に対する無重力誘導タンパクの関わりを検討し、力学的ストレスの減弱に伴う顎顔面形態変化のメカニズム解明に迫りたい。