• 研究課題をさがす
  • 研究者をさがす
  • KAKENの使い方
  1. 前のページに戻る

骨芽細胞由来エクソソームを用いた骨膜側からの骨再生

研究課題

研究課題/領域番号 23K19738
研究種目

研究活動スタート支援

配分区分基金
審査区分 0907:口腔科学およびその関連分野
研究機関東京医科歯科大学

研究代表者

横田 香織  東京医科歯科大学, 東京医科歯科大学病院, 医員 (60981743)

研究期間 (年度) 2023-08-31 – 2025-03-31
研究課題ステータス 交付 (2023年度)
配分額 *注記
2,860千円 (直接経費: 2,200千円、間接経費: 660千円)
2024年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2023年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
キーワードmiR-199 / 骨膜由来細胞 / エクソソーム / 骨化細胞分化 / 骨膜細胞 / microRNA
研究開始時の研究の概要

骨芽細胞/骨膜細胞への二相性の分化能を持つ骨膜細胞の分化を調節するシグナルは未だ解明されていない。申請者は先行研究で、骨芽細胞由来exosomeが骨膜細胞の骨芽細胞分化を促進することを明らかにした。本課題ではその機序の解明を行う。また、ヒトの骨芽細胞由来exosomeでも、同様に骨膜細胞に石灰化を促すことができるか調査する。

研究実績の概要

前研究で明らかとなった解析結果より、骨膜細胞と骨芽細胞の共培養によりアップリギュレートされたクラスターの中でも、miR-199ファミリーは様々な生物学的プロセスにおいて制御的な役割を果たすことより、miR-199a-5pに関して研究した。
miR-199a-5pmimicをPEIとKALAにて修飾し、実験の準備をした。MC3T3-E1細胞に対し、CCKによる細胞生存率評価すると、他の細胞群よりも最も低い毒性を示した。また、細胞の取り込みと分布をリソソーム標識による二重蛍光染色を用いて行った。骨誘導6日目にALP染色を行った。骨形成誘導後に他の群と比較してより強いALP染色を示した。qRT-PCRによるALP、RUNX2、OPN等の発現レベルを評価した。他の群よりも、いずれも高い発現レベルを示した。miR-199は、骨形成の分化に影響を及ぼしていることを発見した。

現在までの達成度 (区分)
現在までの達成度 (区分)

2: おおむね順調に進展している

理由

当初の計画であったmiR mimicなどを用いてそれぞれのmiRの骨膜細胞に対する骨芽細胞分化誘導/石灰化への影響を解析する計画は、現在miR-199ファミリーに的を絞って遂行することができている。

今後の研究の推進方策

今後、倫理申請の結果を待って、マウス骨膜におこった反応がヒト骨膜にも同様に起こりえるかを検証するための準備にかかる。細胞培養自体が可能であるか、どのような培養方法が適切か検討し、共培養した時の反応や、回収した細胞上清のエクソソームの解析などを行う。

報告書

(1件)
  • 2023 実施状況報告書
  • 研究成果

    (2件)

すべて 2024 その他

すべて 国際共同研究 (1件) 雑誌論文 (1件) (うち国際共著 1件、 査読あり 1件、 オープンアクセス 1件)

  • [国際共同研究] Anhui Medical University(中国)

    • 関連する報告書
      2023 実施状況報告書
  • [雑誌論文] Involvement of miR-199a-5p-loaded mesoporous silica nanoparticle-polyethyleneimine-KALA in osteogenic differentiation2024

    • 著者名/発表者名
      Wang Tianyue、Nakata Hidemi、Shen Bing、Jiao Ziying、Yokota Kaori、Kuroda Shinji、Kasugai Shohei、Marukawa Eriko
    • 雑誌名

      Journal of Dental Sciences

      巻: ー 号: 3 ページ: 1506-1514

    • DOI

      10.1016/j.jds.2024.01.007

    • 関連する報告書
      2023 実施状況報告書
    • 査読あり / オープンアクセス / 国際共著

URL: 

公開日: 2023-09-11   更新日: 2024-12-25  

サービス概要 検索マニュアル よくある質問 お知らせ 利用規程 科研費による研究の帰属

Powered by NII kakenhi