研究課題/領域番号 |
23K19756
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研究種目 |
研究活動スタート支援
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配分区分 | 基金 |
審査区分 |
0907:口腔科学およびその関連分野
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研究機関 | 東京歯科大学 |
研究代表者 |
和田 大岳 東京歯科大学, 歯学部, 助教 (90980368)
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研究期間 (年度) |
2023-08-31 – 2025-03-31
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研究課題ステータス |
交付 (2023年度)
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配分額 *注記 |
2,600千円 (直接経費: 2,000千円、間接経費: 600千円)
2024年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2023年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
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キーワード | 甘味認知 / 脳機能MRI / グルコース / 高齢者 |
研究開始時の研究の概要 |
加齢により甘味の感じ方が鈍くなると糖分を摂り過ぎてしまい、糖尿病、ひいては脳血管障害、認知症のリスクが高まる。すなわち減糖は世界の死因第1位のNCDs(糖尿病などの非感染性疾患)予防に有用である。しかし予防のためには、摂取量を減らすだけでなく、加齢により甘味の強さを認知するメカニズムがどう変化するか口腔と脳における生理学的基盤を解明する必要がある。申請者は、口腔における高齢者の甘味の認知の特性を明らかにしたが、脳における甘味の認知機能は不明である。本研究の目的は、先端的脳機能MRIを用いて高齢者と若年者の甘味刺激による脳活動量および領域を比較検討し、脳における甘味認知の違いを解明する事である。
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研究実績の概要 |
加齢により甘味の感じ方が鈍くなると糖分を摂り過ぎてしまい、糖尿病、ひいては脳血管障害、認知症のリスクが高まる。すなわち減糖は世界の死因第1位のNCDs(糖尿病などの非感染性疾患)予防に有用である。しかし予防のためには、摂取量を減らすだけでなく、加齢により甘味の強さを認知するメカニズムがどう変化するか口腔と脳における生理学的基盤を解明する必要がある。現在、口腔における高齢者の甘味の認知の特性を明らかにしたが、脳における甘味の認知機能は不明である。 本研究の目的は、先端的脳機能MRIを用いて高齢者と若年者の甘味刺激による脳活動量および領域を比較検討し、脳における甘味認知の違いを解明する事である。 本年度では、以前から使用していた装置に故障が生じたため修理を行い、よりスムーズに研究実施できるよう溶液供給システムの改良を行った。その際に、必要となった器材を検討・購入し、研究遂行の準備を進めた。使用するシステムについては、すでに研究対象者に対して問題なく運用ができることを確認しており、取得したデータを解析するソフトウェアについては開発済みで、これを使用する知識や技術を修得している。 研究対象者のデータ取得までに至らなかったが、次年度から行う予定である。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
3: やや遅れている
理由
本年度では、以前から使用していた装置に故障が生じ、修理を行ったため当初予定していたよりも時間がかかってしまったが、溶液供給システムの改良を行い、よりスムーズに研究を実施出来るようになった。 研究対象者に関しては、若年者は予定人数を確保しているが、装置故障のためデータ取得に至らなかった。そのため、上記以外にも、論文調査などを進めている。 以上のように想定よりも進捗状況は遅れてしまっているものの、可能な範囲からアプローチするように試みている。
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今後の研究の推進方策 |
実験の進捗程度はやや遅れている状態である。 今後はまず本年度に行うことができなかった研究対象者のデータ取得を行うことから始める。その後、計画通り、データ分析を行う。研究実施後は速やかに研究成果を発表する。
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