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VR教材を用いた在宅医療実習の教育効果

研究課題

研究課題/領域番号 23K19775
研究種目

研究活動スタート支援

配分区分基金
審査区分 0908:社会医学、看護学およびその関連分野
研究機関鹿児島大学

研究代表者

崎山 隼人  鹿児島大学, 医歯学総合研究科, 特任助教 (40986163)

研究期間 (年度) 2023-08-31 – 2025-03-31
研究課題ステータス 交付 (2023年度)
配分額 *注記
2,340千円 (直接経費: 1,800千円、間接経費: 540千円)
2024年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2023年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
キーワードvirtual reality (VR) / 在宅医療 / 医学教育
研究開始時の研究の概要

プライマリ・ケアや地域基盤型医学教育において重要な役割を果たしている在宅医療に関し、VR教材を作成して疑似体験を通した在宅医療に関するより良い教育を提供する。デジタルトランスフォーメーションが医療や医学教育の現場に導入されるのが当たり前になった時代において、ポストコロナ時代として安定的に学習機会を提供する意味でもVR教材は有効である。
医学部医学科の学生を対象に、VR教材を用いた在宅医療の教育実践を通して、VR教材を在宅医療教育へ活用する際の課題を抽出し、得られる教育的効果を明らかにする。

研究実績の概要

仮想現実virtual reality(以下VR)を学習教材として用いることによる学習効果を見るため、在宅医療に関するvirtual realityの動画教材を作成した。現在、3つの教材を作成し、鹿児島大学の医学生を対象に教材として活用している。
地域医療実習という、既存のクリニカルクラークシップの教育カリキュラムがあり、その中で6年生が離島やへき地で実習を行なったり、保健センターで健康講話を行なったりする。その一環で、近隣の医療機関で対面の在宅医療実習も行なっている。また、座学の時間も設けており、各クールの5〜10名ごとに、実際の事例を通して教員とディスカッションを行い、実習だけでは不足している同級生ら他者の視点を共有し、地域医療に関する学びを深めている。この座学の際に、VR教材を用いており、訪問診療の様子を教材として視聴し、在宅医療に関する気づきや学びを深めている。
このように、実際の在宅医療の体験する機会と、VRによる在宅医療の体験を同時期に行えており、教育効果を比較しやすい状況にある。現在、継続的に対面の在宅医療実習と、VRによる学習と、それぞれの学習効果について、学習者である6年生から回答を収集している。
現時点で、VR教材を用いた学習について、学習への集中や効果について全体的にポジティブな感想が得られている。また、VRと対面の実習を比較し、同様に学べることや違いについて自由記載で和多くの意見を収集できている。今後、この教育効果の結果を分析し、医学教育学会や在宅医療連合学会など、関連する学会で学会発表として報告する予定である。

現在までの達成度 (区分)
現在までの達成度 (区分)

2: おおむね順調に進展している

理由

現在研究対象としている教育セッションが、 令和6年度の7月まで継続的に実施されており、その間は教育効果のデータを収集する期間となる。それ以降に、データの解析などを行う予定である。

今後の研究の推進方策

現在収集しているデータの解析を行なっていくことがこれからの課題となる。現在、アンケートとして記述されたデータは収集しているが、数名の学習者を対象にインタビューを実施しての質的データの収集も検討している。

報告書

(1件)
  • 2023 実施状況報告書

URL: 

公開日: 2023-09-11   更新日: 2024-12-25  

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