医療の発展を背景に、日常的に医療的ケアを受けながら在宅で生活している子どもが年々増加しており、これまで以上に医療依存度が高い子どもへの対応が求められている。しかし、疾患や障害の複雑化や重度化に伴い、症状の判断の難しさや、予期せぬ状態悪化が起きやすいことが言われており、家族や看護師に困難が生じている。そこで本研究では、在宅にて医療的ケアを受けながら生活する医療依存度の高い子どもの状態悪化への対応がどのようになされているのか、一連のプロセスを明らかにし、医療依存度の高い子どもやその家族を支援するための一助とする。
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