研究課題/領域番号 |
23K19778
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研究種目 |
研究活動スタート支援
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配分区分 | 基金 |
審査区分 |
0908:社会医学、看護学およびその関連分野
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研究機関 | 日本医療大学 |
研究代表者 |
吉村 舞 日本医療大学, 保健医療学部, 助教 (40982955)
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研究期間 (年度) |
2023-08-31 – 2025-03-31
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研究課題ステータス |
交付 (2023年度)
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配分額 *注記 |
520千円 (直接経費: 400千円、間接経費: 120千円)
2024年度: 130千円 (直接経費: 100千円、間接経費: 30千円)
2023年度: 390千円 (直接経費: 300千円、間接経費: 90千円)
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キーワード | 心不全患者 / 在宅移行支援 / 退院支援 / 在宅療養支援 / 当事者経験 |
研究開始時の研究の概要 |
本研究では、病棟看護師が心不全患者の退院準備状態を評価する尺度である「心不全患者の在宅移行支援評価尺度 Care Transitions Scale for Patients with Heart Failure (CTS-HF尺度)」の予測妥当性を検証し、臨床での利用性を検討する。これは、心不全患者の在宅移行支援で活用できるツールの開発と活用を目指すものである。予測妥当性は、退院直後期(退院後の初回受診までの期間)の心不全患者の療養生活での不安や困り事、症状マネジメントやQuality of Life等を調査し検証を行う予定である。心不全患者の退院直後期の当事者経験の研究は少なく、臨床的意義があると考える。
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研究実績の概要 |
申請者は、病棟看護師が心不全患者の退院準備状態を評価する尺度として「心不全患者の在宅移行支援評価尺度 Care Transitions Scale for Patients with Heart Failure (CTS-HF尺度)」を開発し、信頼性と妥当性を検証した(Yoshimura et al., 2023)。しかし、実際の患者を対象とした臨床での利用性や、予測妥当性についてのさらなる検証が課題であった。 本研究では、申請者が開発したCTS-HF尺度を用いて、実際の心不全患者を対象に評価を行い、臨床での利用性の検証について取り組んでいる。はじめに、病棟看護師が、実際の心不全患者を対象としてCTS-HF尺度にて評価を実施した。次に、心不全患者の退院直後期の療養状況(不安・困り事・Quality of Lifeなど)の調査を行った。 2023年度は、CTS-HF尺度の予測妥当性について、看護師の回答と心不全患者の回答をペアにして分析を実施した。分析結果の一部は、日本循環器看護学会において発表を行った。2024年度は、分析結果の妥当性について、医療統計の専門家に評価を得て、論文執筆を行う予定である。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
2: おおむね順調に進展している
理由
調査結果についての分析がほぼ完了している。
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今後の研究の推進方策 |
今後は、分析結果の妥当性について評価を得て、論文を執筆する予定である。
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