研究課題/領域番号 |
23K19783
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研究種目 |
研究活動スタート支援
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配分区分 | 基金 |
審査区分 |
0908:社会医学、看護学およびその関連分野
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研究機関 | 関西医科大学 |
研究代表者 |
堀内 寿美子 関西医科大学, 看護学部, 助教 (50982443)
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研究期間 (年度) |
2023-08-31 – 2025-03-31
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研究課題ステータス |
交付 (2023年度)
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配分額 *注記 |
1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2024年度: 520千円 (直接経費: 400千円、間接経費: 120千円)
2023年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
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キーワード | 血圧 / 労働者 / 生活改善 / 保健指導 / 血圧コントロール / 産業保健師 |
研究開始時の研究の概要 |
本研究の目的は事業所で実施される定期健康診断において、遡って2年以内に血圧の有所見があり、降圧薬内服の有無にかかわらず何らかの行動変容があり、血圧コントロール良好(収縮期血圧140mmHg未満かつ拡張期血圧90mmHg未満)となった労働者の①生活習慣の改善に至ったきっかけや経験を明らかにする。②産業保健師とのかかわりで生活習慣を変えることに影響を及ぼした要因を明らかにすることである。
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研究実績の概要 |
我が国の40歳以上の約3割が高血圧の状態にあり、高血圧症例の約72%が未受診もしくは血圧コントロール不良の状態にある。高血圧は脳・心血管疾患の発症につながる主要な危険因子であり、健康寿命だけでなく死亡にも繋がり得る。事業所で実施される定期健康診断においても高血圧の有所見率が年々増加しているように、産業保健分野においても喫緊の課題である。 定期健康診断は、労働者自身が自覚症状の少ない高血圧に気づくことのできる重要な機会である。しかし、健康診断の結果、高血圧を指摘されても血圧コントロールに至っていない労働者は少なくない。本研究では、定期健康診断の結果を活かす取り組みの構築に向け、生活習慣を改善し、高血圧が改善した人々の改善のきっかけとなったことがらや支援を対象者である労働者自身と支援した産業保健師の双方から聞き取ることにより産業保健師とのかかわりの様相を明らかにすることを目的としている。 本研究では事業所をフィールドとし、熟練した産業保健師から自分の生活と折り合いをつけながら、血圧コントロールができた労働者を推薦してもらい、労働者と支援にかかわった産業保健師双方へのインタビューを計画している。 現状としては、2023年度末から労働者自身へのインタビュー調査を実施しており、現在調査中の段階である。現在実施中のインタビュー調査では、労働者の高血圧改善のきっかけとなったことがらに関するデータの聴取ができており、継続して調査を進めていきたい。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
4: 遅れている
理由
当初の研究スケジュールでは、現在は労働者、産業保健師双方のインタビュー調査を終え、分析に入る時期である。しかし、現状としては、2023年度末から労働者自身へのインタビュー調査を実施しており、現在調査中の段階である。スケジュール遅延の理由として、倫理審査機関への申請時期が遅れたこと、労働者、研究者との日程調整が難航していることがあげられる。現在は、労働者のインタビュー調査に着手している段階である。当初のスケジュールより遅延しているが、調査を継続して進めていくよう尽力したい。
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今後の研究の推進方策 |
当初の予定より遅延しているが、引き続き、インタビュー調査を実施し、研究を進めていきたい。
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