研究課題/領域番号 |
23K19802
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研究種目 |
研究活動スタート支援
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配分区分 | 基金 |
審査区分 |
0908:社会医学、看護学およびその関連分野
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研究機関 | 大阪大学 |
研究代表者 |
LI YAYA 大阪大学, 大学院医学系研究科, 特任助教(常勤) (60982030)
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研究期間 (年度) |
2023-08-31 – 2025-03-31
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研究課題ステータス |
交付 (2023年度)
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配分額 *注記 |
2,860千円 (直接経費: 2,200千円、間接経費: 660千円)
2024年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2023年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
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キーワード | オーラルフレイル / 低栄養 / フレイル / 認知機能 / 地域高齢者 |
研究開始時の研究の概要 |
2020年から始まった「高齢者の保健事業と介護予防の一体的な実施」事業において、各自治体が後期高齢者向けの保健事業とあわせた新たな介護予防対策を導入しているが、それらの効果については体系的な検証がまだなされていない。本研究は、一体的実施の取り組みのひとつである「オーラルフレイル」予防対策に着目し、口腔機能の維持向上をはじめ、栄養・社会参加・身体機能を含めた高齢者のフレイル予防に対する包括的な効果を検証することが目的である。
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研究実績の概要 |
今年度は主に3つの研究を実施した。1点目は大阪府下大規模自治体であるA市の高齢者の一体的実施事業の「オーラルフレイル予防事業」の実施対象者データを整理・解析し、事業評価を行い、成果の可視化を試みた。2点目は、同市のKDBデータを受領し、国保高齢者と後期高齢者を含めて、口腔機能機能の経年変化・地域別・男女別の状態を検討した。3点目の研究は、健診データを用いて、低栄養の地域特徴を明らかにした。さらに、地域アンケート調査のデータを分析して、高齢者における栄養状態とフレイル・認知機能の関連性を検証した。来年度は、これらのデータを統合し、効果の可視化を行い、論文執筆をする予定である。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
2: おおむね順調に進展している
理由
当初の予定通り、自治体の協力を得て、事業データと健診医療データを受領し、データセットの整理と解析を行った。これにより、予定していた事業効果の可視化を試みた。オーラルフレイルに関連する栄養や社会要因をあわせて包括的に分析を進めており、概ね順調に進捗している。
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今後の研究の推進方策 |
来年度は、R5年度のそれぞれの検討を関連づけて深堀りし、オーラルフレイル予防対策に関する包括的な効果検証および指標を可視化して、成果の発信を目指していく予定である。そのためにも、継続して、地域アンケート調査で、詳細な口腔機能と栄養のデータを収集し、分析をすすめる予定である。
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