研究課題/領域番号 |
23K19831
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研究種目 |
研究活動スタート支援
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配分区分 | 基金 |
審査区分 |
0908:社会医学、看護学およびその関連分野
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研究機関 | 大阪大学 |
研究代表者 |
中村 賢志 大阪大学, 大学院医学系研究科, 特任研究員 (10986037)
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研究期間 (年度) |
2023-08-31 – 2025-03-31
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研究課題ステータス |
交付 (2023年度)
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配分額 *注記 |
2,860千円 (直接経費: 2,200千円、間接経費: 660千円)
2024年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2023年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
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キーワード | 突然死 / 心臓突然死 / ゲノム解析 / 神経疾患 / 法医学 / ゲノム / 臓器連関 |
研究開始時の研究の概要 |
社会的に重要な高齢者の孤独死・孤立死においては、認知症やうつ病を含む内因性神経疾患と突然死との因果関係が問題となる。しかし、認知症の主要な原因であるアルツハイマー病を始めとする神経疾患の発症機序の全貌は未だ解明されておらず、高齢者における突然死への関与についても不明なままである。本研究では、法医解剖に供されたヒト死後脳及び他臓器を用いて、ゲノム解析及び分子病理学的手法により神経変性疾患などの内因性神経疾患の発症機序に迫るとともに、突然死との関連性を明らかにする。
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研究実績の概要 |
本研究では、法医解剖に供されたヒト死後脳及び心臓を含む他臓器を用いて、ゲノム解析や分子病理学的手法等を用いて、突然死と内因性神経疾患との関係を明らかにすることを目的とする。 2023年度は、臨床研究倫理申請及び解析に用いる突然死症例の選定を行った。 突然死として心臓突然死に着目し、2014年10月1日から2024年3月31日までの心臓突然死症例について研究対象症例を選出した。その結果、心臓突然死の発生機序から虚血性心疾患、致死性不整脈、及びその他(心筋症など)の大きく3つに分けられた。 2024年度では、選出した症例の心臓及び脳についてゲノム解析や分子病理学的手法を行い、心臓突然死症例における心臓と脳での分子病理学的変化との関連性について解析する。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
3: やや遅れている
理由
ヒトの突然死症例の死後組織を用いた解析のためには臨床研究の倫理申請が必要であり、その申請資料作成等の準備などに想定以上の時間がかかり、承認されるまでに多くの期間を割いてしまった。
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今後の研究の推進方策 |
臨床研究倫理申請がすでに承認されており、研究対象症例の選定も完了しているため、ゲノム解析及び分子病理学的解析を実施していく。
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