研究課題/領域番号 |
23K19851
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研究種目 |
研究活動スタート支援
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配分区分 | 基金 |
審査区分 |
0908:社会医学、看護学およびその関連分野
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研究機関 | 防衛医科大学校(医学教育部医学科進学課程及び専門課程、動物実験施設、共同利用研究施設、病院並びに防衛 |
研究代表者 |
安東 彩乃 防衛医科大学校(医学教育部医学科進学課程及び専門課程、動物実験施設、共同利用研究施設、病院並びに防衛, その他, 助教 (50979309)
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研究期間 (年度) |
2023-08-31 – 2025-03-31
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研究課題ステータス |
交付 (2023年度)
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配分額 *注記 |
1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
2024年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2023年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
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キーワード | 周術期看護 / 看護の専門性 / 手術室看護師 |
研究開始時の研究の概要 |
近年、超高齢者や複合的な疾患を持つ患者の手術適応の拡大により、ハイリスク手術が増加しており、手術室看護師には「周術期」を通した専門性の発揮が求められている。しかし、「周術期看護の専門性」は十分に示されておらず、さらに、手術室看護師の周術期看護の認識は未だ不十分であることが指摘されている。本研究では、手術室看護師の「周術期看護の専門性」を明確化した上で、国内の手術室看護師の「周術期看護の専門性」の認識・発揮の程度を明らかにすることを目的とする。
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研究実績の概要 |
本研究は、手術室看護師の発揮する「周術期看護の専門性」を明確にし、その専門性の必要性の認識・発揮の程度を明らかにすることである。今年度は、本研究の第一段階である、エキスパートの手術室看護師はどのような「周術期看護の専門性」を発揮しているかを質的研究により明らかにすることを目的として研究を行った。 本年度の目的においては、①インタビューガイドの洗練化、②倫理審査委員会の承認、③研究対象者のリクルートとインタビュー調査を行った。 ①インタビューガイドは、文献検討や学会参加により得た知見を踏まえ、「看護の専門性」の概念分析の属性に加え、研究参加者が「周術期」をイメージしやすいような具体的な要素を加え、整理した。②所属施設の倫理審査委員会の承認を得た。③8年目以上の手術室勤務経験のある手術室看護師を対象にインタビューを行った。現在5名の調査を終えた。分析方法はGraneheim&Lundmanの手法を参考にした質的帰納的分析である。現在分析中であり、今後はインタビュー調査数を増やし、分析を進めていく。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
3: やや遅れている
理由
倫理審査委員会の承認に時間を要した。
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今後の研究の推進方策 |
本年度実施した第一段階のインタビュー調査のリクルートを進め、インタビュー調査数を増やし、分析を進めていく。その後、第二段階の研究として、国内の手術室看護師を対象に、実際に「周術期看護の専門性」をどの程度発揮し、それらの必要性をどの程度認識しているのかについて統計学的手法を用いて明らかにする。
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