研究課題/領域番号 |
23K19872
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研究種目 |
研究活動スタート支援
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配分区分 | 基金 |
審査区分 |
0908:社会医学、看護学およびその関連分野
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研究機関 | 愛知医科大学 |
研究代表者 |
川越 隆 愛知医科大学, 医学部, 講師 (40404412)
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研究期間 (年度) |
2023-08-31 – 2025-03-31
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研究課題ステータス |
交付 (2023年度)
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配分額 *注記 |
2,080千円 (直接経費: 1,600千円、間接経費: 480千円)
2024年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2023年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
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キーワード | 足 / 高齢者 / 視覚認知 / 認知機能 / 身体機能 |
研究開始時の研究の概要 |
近年、急速に高齢化が進んでおり、2022年の高齢化率は29.1%となった。今後、高齢化率は、2055年には38%に到達することが予測されている。こうした中で、高齢者の運転免許保有者数は近年増加しており、高齢ドライバーによる事故が社会的な問題となっている。自動車の運転は、視覚認知→危険察知→運動出力の一連の認知判断により行われる。高齢ドライバーの事故原因として、視覚機能、身体機能、認知機能の統合的な認知判断能力の低下であるとされている。本研究では、高齢者の統合的な認知判断能力を改善するために、足操作による視覚認知・運動機能トレーニングが高齢者の認知・身体機能に及ぼす影響を検討する。
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研究実績の概要 |
本研究の目的は、高齢者の統合的な認知機能を改善するために、足操作による座位での視覚認知・運動機能トレーニングが高齢者の認知および身体機能に及ぼす影響を検討することである。本トレーニングにより、加齢に伴う視覚機能(動体視力、周辺視野)、身体機能(筋力、敏捷性)、および認知機能(判断能力、記憶能力)の統合的な改善が可能であると考える。主要な評価項目は、身体組成、筋力、バランス機能、歩行機能、敏捷性、認知機能、基本チェックリストとする。介入は、週1回1時間の運動教室に参加してもらい、その中で20分間実施し、12週間継続する。視覚認知・運動機能トレーニングの効果が明らかとなれば、高齢者に対する安全かつ効果的な運転による事故の防止、また転倒や認知症予防のための包括的な介護予防トレーニング手法の構築に貢献できると考える。当初の研究実施計画では、交付決定後、2023年度後半に対象者に6か月間の介入を行う予定であった。しかし、研究協力者の意見や先行研究の調査結果により、被験者の継続的な参加に課題があり脱落率が高くなる可能性が示唆されたため研究計画の見直しを行った。その結果、2023年度後半にトレーニング期間や対象者数などについて再検討し、研究実施計画を修正した。その後、修正した研究計画を2024年1月に所属機関の倫理審査委員会に申請を行い、3月に承認を得た。また、倫理委員会の承認後、2024年度に向けて市町村の研究実施担当者と被験者の募集や介入の実施タイミングについて検討を行った。現在、介入の開始に向けて準備を進めている。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
4: 遅れている
理由
研究実施計画の見直し、および所属機関の倫理委員会への申請と承認に時間を要したため、当初予定していた研究の開始が遅れている状況である。
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今後の研究の推進方策 |
今年度は、2023年度後半に予定していた介入を、2024年度前半に実施する予定である。介入の終了を2024年内を目指しており、その後データ解析を行い、2024年度内に英文誌への論文投稿を目指す。
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