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妊娠女性の微量元素の状態と児の成長との関係

研究課題

研究課題/領域番号 23K19887
研究種目

研究活動スタート支援

配分区分基金
審査区分 0909:スポーツ科学、体育、健康科学およびその関連分野
研究機関滋賀医科大学

研究代表者

久保 佳範  滋賀医科大学, 医学部, 助教 (80839291)

研究期間 (年度) 2023-08-31 – 2025-03-31
研究課題ステータス 交付 (2023年度)
配分額 *注記
2,730千円 (直接経費: 2,100千円、間接経費: 630千円)
2024年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2023年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
キーワードDOHaD / trace elements / pregnant woman / minerals / birth weight / ICP-MS / epidemiology / heavy metals / trace element / mineral / serum
研究開始時の研究の概要

背景:微量元素の不足や過剰ならびに微量元素自体の有害性は、胎児の成長に影響する可能性があるが、妊娠期ごとの縦断的かつ網羅的な微量栄養素の評価はされていない。目的:本研究では、母体血(妊娠初期、後期、分娩時)とその児の臍帯血中の血清を用いて微量元素28種類を定量する。そして、これら血清微量元素濃度と出生児の体格等との関連を調査する。デザイン:縦断研究対象者:出生コホート研究に参加する日本人妊娠女性とその児146組微量元素の測定:ICP-MSを用いた同位体希釈分析法*本計画書では生体内に微量に存在する金属元素および非金属元素およびマクロ元素を含めて微量元素と定義した。

研究実績の概要

測定物への汚染の少ない材料を使用した器具及び消耗品の購入を行った。サンプルの加熱分解装置は予算減額のため購入を保留した。サンプル測定が困難な場合は購入を検討する。
2023年10月に測定機器である誘導結合プラズマ質量分析(ICP-MS)のガス配管故障が発覚し、2023年12月まで修理が行われた。2024年2月に、業者によるICP-MSのメンテナンスや校正が行われ測定可能となった。またその際にメーカーより機器操作のトレーニングを受け、測定メソッド構築方法を習得した。
2024年2月より、引用した測定方法のメソッド作成を行った。既存の標準物質を用いて予定している一部の元素(Li, Na, Mg, Al, K, Ca, V, Cr, Mn, Fe, Co, Ni, Cu, Zn, Ga, As, Se, Rb, Sr, Ag Cd, Cs, Ba, Hg, Tl, Pb, U)の検量線を作成したところ、内部標準を加えなくても良好な検出感度(すべての物質で5μg/Lを検出)と検量線の直線性(r<0.999)および測定の精度(3回測定で変動係数5%未満)を確認した。本研究で使用する測定方法は、現在の使用可能な資源で実行可能と考えられる。
K、Ca、Naなどは血液サンプル中に大量に存在しているので、その他の微量元素とは検出範囲が大きく異なっている。本研究では、引用論文を複数集めて微量元素を網羅的に分析する為、サンプル抽出や希釈をどのように行うか今後の課題である。血清中の微量元素の測定方法は日々進化しているので、目的により近い論文を研究と並行してレビューして適宜引用することとする。

現在までの達成度 (区分)
現在までの達成度 (区分)

3: やや遅れている

理由

機器の故障や海外輸入品の納品が遅れている。現在管理血清の納品待ちである。

今後の研究の推進方策

次のステップとして、論文で引用されている標準物質を用いて検量線を作成する。さらに論文の再現性を確認するべくクオリティーコントロールとなる管理血清を輸入し、測定方法の妥当性検証(並行精度、室内再現精度、真度、特異性、検出限界、直線性などの確認)を行う。妥当性が確認され次第、サンプルを輸送し、本測定を行う。本測定終了は本年10月を目指す。

報告書

(1件)
  • 2023 実施状況報告書

URL: 

公開日: 2023-09-11   更新日: 2024-12-25  

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