研究課題/領域番号 |
23K20000
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研究種目 |
研究活動スタート支援
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配分区分 | 基金 |
審査区分 |
1002:人間情報学、応用情報学およびその関連分野
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研究機関 | 京都大学 |
研究代表者 |
御手洗 彰 京都大学, 医学研究科, 助教 (00979552)
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研究期間 (年度) |
2023-08-31 – 2025-03-31
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研究課題ステータス |
交付 (2023年度)
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配分額 *注記 |
2,730千円 (直接経費: 2,100千円、間接経費: 630千円)
2024年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2023年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
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キーワード | 表面筋電図計測 / ロボット支援下手術 / 「ながら」操作 / 表面筋電図 / ハンドジェスチャ認識 / 「ながら」操作インタフェース |
研究開始時の研究の概要 |
本研究の目的は執刀医が施術を中断することなく情報端末を同時並行に操作できる新たな入力インタフェースを開発することである.近年,手術にICT技術が組み込まれ,診療情報が多数電子化されている一方で,手術中にそれを閲覧する方法が確立されていない.本申請課題では,筋肉の非活動部位を用いた「ながら」操作インタフェースがどのような術式に適用可能か,どのような操作方法が適しているか,といったインタフェースの適用範囲を実験的に調査する.具体的には,手術における術者の執刀においてモニタや電子カルテを確認する際の端末操作に着目し,インタフェースとしての実応用の可能性を検討する.
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研究実績の概要 |
「ながら」操作を実現するための筋電入力インタフェースの検討を実施した.具体的には,入力インタフェースの要件を検討し,筋電位計測装置を設計・開発した.部品の選定を行いプロトタイプを作成した.動作確認まで完了している.実験環境としてロボット支援下手術を想定し,当手術で用いられるダヴィンチのシミュレータを用いた予備的検証を実施した.
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
2: おおむね順調に進展している
理由
本年度は,入力インタフェースの検討・設計開発を行い,プロトタイプを作成した.また,実験環境を選定し,予備的な検証まで行った.本研究が目指す「ながら」操作を実現する入力インタフェースの開発に向けて,おおむね順調に進展していると思われる.
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今後の研究の推進方策 |
開発した入力インタフェースを用いて外科医をユーザとしたインタフェースの評価実験を実施する予定である.「ながら」操作の使用感について,外科医からフィードバックを受け,インタフェースの改良を行い,術中の情報端末操作の改善を検討する.
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