研究課題
国際共同研究加速基金(帰国発展研究)
がんは生体内で局所的に発生するが、肥満、糖尿病や加齢などによる生体の恒常性の変化と密接に関連した全身性の疾患とみなすことができる。しかし、これらの相互関係は未だ不明な点が多い。本研究課題では、ショウジョウバエモデルを用いて、肥満、糖尿病や加齢に伴う全身性の代謝変化とがん進展との関係を個体レベルで明らかにすることを目指す。これらの研究を通して、高齢化社会において肥満や糖尿病を併発するがん患者に対する個別化医療戦略の開発に不可欠な分子メカニズムの解明と創薬ターゲットの同定を目指す。