研究課題/領域番号 |
23K20096
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補助金の研究課題番号 |
20H01276 (2020-2023)
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研究種目 |
基盤研究(B)
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配分区分 | 基金 (2024) 補助金 (2020-2023) |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分02090:日本語教育関連
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研究機関 | 早稲田大学 |
研究代表者 |
小林 ミナ 早稲田大学, 国際学術院(日本語教育研究科), 教授 (70252286)
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研究分担者 |
舩橋 瑞貴 早稲田大学, 国際学術院(日本語教育研究科), 准教授 (20533475)
副田 恵理子 藤女子大学, 文学部, 教授 (90433416)
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研究期間 (年度) |
2020-04-01 – 2025-03-31
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研究課題ステータス |
交付 (2024年度)
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配分額 *注記 |
4,420千円 (直接経費: 3,400千円、間接経費: 1,020千円)
2024年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2023年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2022年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2021年度: 390千円 (直接経費: 300千円、間接経費: 90千円)
2020年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
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キーワード | 日本語教育 / 教材開発 / 文字コミュニケーション / SNS / 打ち言葉 / デジタルデバイス / 日本語入力 / 電子メール / LINE / デバイス / 打つスキル / 書く / メール / 入力 / 四技能 / オンライン教材 |
研究開始時の研究の概要 |
本研究は「日本語学習者が日本語を「打つ」ために必要な支援を明らかにする」ことを目的とする。具体的には,日本語学習者および日本語母語話者を対象に,「各種デバイスを用いた入力」「産出物としての電子メール」「産出物としてのLINEの書き込み」に関する3つのデータ(詳細後述)を収集し,それを補完するフォローアップインタビューを行うことにより,日本語学習者が日本語を打つ,あるいは打たれた産出物を理解するにあたって,どのような困難点を抱えており,どのような支援が必要なのかについて,実証的な裏付けをもって明らかにする。
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研究実績の概要 |
3つの調査について,それぞれ次の成果を得た。 【入力調査】初級レベルの日本語学習者が作成した自己紹介スライドを対象に,日本語入力の困難点,サポートが必要な入力スキルについて,全体の傾向を把握した。その結果,学習者のパソコンのキーボードの形式,および,日本語入力システムの仕様を踏まえたサポートが必要であることがわかった。 【メール調査】次の2つを行った。(1)2020年度に明らかになった状況で求められる「打つスキル」の抽出を行った。抽出にあたり,理系留学生が打ったメールの実物に対する,企業の採用担当経験者の「評価コメント」を収集したところ,日本語教育に携わる研究者とは異なる評価の観点が複数示唆された。また,当該状況に関連するコンテンツを扱う「既存教材」を収集,分析した。上記を参照しながら,「打つスキル」を抽出した。(2)2020年度の教員への依頼メールの分析を踏まえ,それぞれの状況で求められる「打つスキル」の抽出を行なった。同一の状況で作成された複数のメール文面を分析し,どのような内容・表現が求められるのかを「打つスキル」として抽出した。特に,日本語母語話者と日本語学習者の比較により,日本語学習者のメールに欠落しがちな内容や表現の分析を行い,ライティング指導において優先的に取り上げるべき「打つスキル」を明らかにした。また,メールに打つべき内容・表現をどのようなチャンクで提示することが学習者にとって理解しやすいのかを,言語学的な視点から吟味した。 【LINE調査】留学生の間でやりとりされた日本語のLINE投稿をデータとして収集し,分析を行なった。留学生間のLINEコミュニケーションでは英語等の他言語の使用も見られる。そこで,多言語環境を前提に,そのなかで日本語がどのような場合に,どのような理由で使われているのか,どのような日本語の表現が求められるのか分析した。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
2: おおむね順調に進展している
理由
コロナ禍で当初の研究計画の変更を余儀なくされたが,企業の採用担当経験者の「評価コメント」の収集や「既存教材」の分析といった代替計画を策定し,成果を得ることができた。
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今後の研究の推進方策 |
ここまでの成果,および,コロナ禍による社会状況の変化を踏まえ,より積極的に代替計画を策定することにより,当初の研究計画と同等,あるいは,それ以上の成果を得ることに努める。
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