研究課題/領域番号 |
23K20110
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補助金の研究課題番号 |
20H01321 (2020-2023)
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研究種目 |
基盤研究(B)
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配分区分 | 基金 (2024) 補助金 (2020-2023) |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分03030:アジア史およびアフリカ史関連
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研究機関 | 筑波大学 |
研究代表者 |
柴田 大輔 筑波大学, 人文社会系, 教授 (40553293)
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研究分担者 |
山田 重郎 筑波大学, 人文社会系, 教授 (30323223)
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研究期間 (年度) |
2020-04-01 – 2025-03-31
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研究課題ステータス |
交付 (2024年度)
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配分額 *注記 |
14,300千円 (直接経費: 11,000千円、間接経費: 3,300千円)
2024年度: 2,860千円 (直接経費: 2,200千円、間接経費: 660千円)
2023年度: 2,600千円 (直接経費: 2,000千円、間接経費: 600千円)
2022年度: 2,600千円 (直接経費: 2,000千円、間接経費: 600千円)
2021年度: 2,860千円 (直接経費: 2,200千円、間接経費: 660千円)
2020年度: 3,380千円 (直接経費: 2,600千円、間接経費: 780千円)
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キーワード | 楔形文字 / アッカド語 / 西アジア / メソポタミア / アッシリア / シュメール語 / バビロニア / 粘土板文書 / ハブール川 |
研究開始時の研究の概要 |
シリア北東部のハブール川の流域に位置するテル・タバン遺跡(古代のマリ国の首都タベトゥ市)において日本隊が発見した、前13~11世紀の行政記録や書簡、建築記念碑文を記した粘土板と種々の土製品などの楔形文字文書を手掛かりにしながら、メソポタミアの歴史・社会・文化の諸相に関する研究に取り組む。
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研究実績の概要 |
2023年6月につくば市で開催された国際会議においてメソポタミア都市の守護神に関する講演を行った。2023年7月にはオランダのライデンで開催された国際アッシリア学会において、テル・タバン記念碑文に関する発表を行った。2023年11月には、ミュンヘン大学のKaren Radner氏、Jamie Novotony氏らとメソポタミア王碑文に関する国際会議を研究拠点形成事業と共同でオーガナイズし、京都の同志社大学において開催した。この会議において柴田はテル・タバンレンガ碑文に関する発表を行った。ほか、2022年度にパリの国際会議で口頭発表したアッシリア王女に関する研究を改訂して論文にまとめ、寄稿し、受理された(2024年度にベルギーの学術出版社Brepolsから出版予定)。2023年4月には、柴田も紀元前11ー9世紀アッシリアのチャプター(合計96頁)を執筆したThe Oxford History of the Ancient Near East第四巻がOxford University Pressから出版された。2023年12月には、柴田と山田も寄稿した『岩波講座世界歴史第2巻』が出版された。2024年1月には、ドイツの学術出版社Harrassowitzからハイデルベルク大学Stefan M. Maul教授の献呈論集が出版された。この献呈論集には、「マリの国」の領主アッシュル・ケタ・レシル2世の治世に行われた国土防衛政策、そして、その歴史的背景となったアッシリア王ティグラトピレセル1世治世におけるアラム人の侵略について包括的に研究した論文を寄稿した。2023年9月にはドイツのミュンヘン大学においてアッシリアに関する長期の資料調査と共同研究を実施した。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
2: おおむね順調に進展している
理由
渡航の制限がなくなり、海外における調査、国際共同研究を実施できた。
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今後の研究の推進方策 |
海外における調査と研究に重点をおき、特にミュンヘン大学との共同研究を推進する。
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