研究課題/領域番号 |
23K20111
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補助金の研究課題番号 |
20H01327 (2020-2023)
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研究種目 |
基盤研究(B)
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配分区分 | 基金 (2024) 補助金 (2020-2023) |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分03030:アジア史およびアフリカ史関連
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研究機関 | 京都大学 |
研究代表者 |
西田 愛 京都大学, 白眉センター, 特定准教授 (90723693)
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研究分担者 |
井内 真帆 京都大学, 白眉センター, 特定准教授 (90514323)
岩尾 一史 龍谷大学, 文学部, 准教授 (90566655)
武内 紹人 神戸市外国語大学, 外国学研究所, 名誉教授 (10171612)
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研究期間 (年度) |
2020-04-01 – 2025-03-31
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研究課題ステータス |
交付 (2024年度)
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配分額 *注記 |
17,550千円 (直接経費: 13,500千円、間接経費: 4,050千円)
2024年度: 3,120千円 (直接経費: 2,400千円、間接経費: 720千円)
2023年度: 1,820千円 (直接経費: 1,400千円、間接経費: 420千円)
2022年度: 4,160千円 (直接経費: 3,200千円、間接経費: 960千円)
2021年度: 2,990千円 (直接経費: 2,300千円、間接経費: 690千円)
2020年度: 5,460千円 (直接経費: 4,200千円、間接経費: 1,260千円)
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キーワード | 古代チベット / 碑文 / 西チベット / バルティスタン / ラダック / 古チベット語碑文 / 石刻資料 / キナウル / 岩石碑文 / 金石文 / 吐蕃 / グゲ・プラン王家 / 古チベット語木簡 / 石刻碑文 / 古チベット語 / 石刻史料 / チベット史 |
研究開始時の研究の概要 |
ラダック地域をはじめとする西チベットは、古代チベット帝国が西域(中央アジア~西アジア)へ進出するための主要ルート上に位置する地域であり、帝国崩壊後にその末裔が王国を建て、仏教復興の拠点とした地域でもある。歴史的にみて非常に重要なこの地域の研究は、従来、後代に記された仏教史文献を用いて行われてきた。本研究では、未だ詳細と現状が十分に知られていない西チベットの石刻碑文について悉皆調査と総合的分析を行い、全容の解明に取り組む。そこから得られた知見を各種文献と対照することにより、西チベット碑文の内容をチベット史及び中央ユーラシア史の文脈に位置づけ、その歴史的意義を検証する。
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研究実績の概要 |
本研究は、詳細と現状が十分に知られていない西チベットの石刻碑文について現地調査を行い、そこから得られた知見を各種文献と対照させることによって、西チベット碑文の内容をチベット史および中央ユーラシア史に位置付けることを目的とする。 研究四年度目となる2023年度は、前年度より繰り越した海外の研究協力者の招聘と国際ワークショップの開催を5月に実施したため、予定より年次計画の遂行開始が若干遅れた。しかし、9月には龍谷大学・国際社会文化研究所共同研究との共催で国際シンポジウム「青海・ラダックへのチベットの進出とその影響」を開催し、研究協力者によって本研究課題の成果の一部がチベット研究者および近隣領域の研究者に向けて発信された。また10月には、西チベット石刻碑文に対する現地調査を研究代表者が実施した。具体的にはキナウル地域(インド・ヒマーチャルプラデーシュ州)に現存するチベット語岩石碑文と、仏像の台座に記されるチベット銘文についての実見調査を行なった。石刻碑文の内容は、西チベットにあったグゲ・プラン王家との関わりが知られるものであり、収集した録文の内容検証を進めている。さらに、昨年度に行ったバルティスタン(パキスタン東部)でのチベット語石刻碑文調査の成果についても論文発表の準備を進めている。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
2: おおむね順調に進展している
理由
本研究課題開始時より影響を受けていた新型コロナウイルス感染症による海外渡航制限が解除され、研究計画の遅れを取り戻すことができた。また、現地調査と並行して、国際シンポジウムを開催するなどして、研究成果を発信することも実現できた。
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今後の研究の推進方策 |
西チベット石刻碑文の現地調査に並行して中央アジア出土チベット語木簡についてもデータ整理と実見調査を進める。また研究最終年度に向けて、研究成果の取りまとめと発表にも注力する。海外の研究協力者とも、共著論文の出版に向けてオンラインでの共同研究を継続する。
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