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イグサの栽培化と畳の起源の解明へ向けて;現存イグサと古畳イグサの遺伝的多様性解析

研究課題

研究課題/領域番号 23K20123
補助金の研究課題番号 20H01378 (2020-2023)
研究種目

基盤研究(B)

配分区分基金 (2024)
補助金 (2020-2023)
応募区分一般
審査区分 小区分03060:文化財科学関連
研究機関熊本高等専門学校

研究代表者

木原 久美子  熊本高等専門学校, 生産システム工学系BCグループ, 准教授 (50622916)

研究分担者 副島 顕子  熊本大学, 大学院先端科学研究部(理), 教授 (00244674)
松井 南  国立研究開発法人理化学研究所, 環境資源科学研究センター, グループディレクター (80190396)
研究期間 (年度) 2020-04-01 – 2025-03-31
研究課題ステータス 交付 (2024年度)
配分額 *注記
17,420千円 (直接経費: 13,400千円、間接経費: 4,020千円)
2024年度: 2,080千円 (直接経費: 1,600千円、間接経費: 480千円)
2023年度: 4,160千円 (直接経費: 3,200千円、間接経費: 960千円)
2022年度: 4,030千円 (直接経費: 3,100千円、間接経費: 930千円)
2021年度: 4,160千円 (直接経費: 3,200千円、間接経費: 960千円)
2020年度: 2,990千円 (直接経費: 2,300千円、間接経費: 690千円)
キーワードイグサ / 畳 / 生物系統地理 / 遺伝的多様性 / 起源 / 遺伝的多様性解析 / 生物系統地理学 / 和室 / 日本文化 / 照葉樹林文化
研究開始時の研究の概要

日本独特の文化として世界に認知されている和室は、床材として畳が使われている点に特徴があるが、畳の起源や発達や栽培の道筋は明らかではない。本研究では、ゲノム科学を取り入れた民俗植物学という切口から、畳と原料イグサの生産・栽培化の起源の解明につながる基盤情報を構築することを目的としている。
本年度は引き続き、栽培下とフィールドにおけるイグサ株の収集を続け、それらのゲノム解析等によって、ゲノム情報の取得と生物系統地理学的な解析を行う。古いイグサ製品(古畳など)の収集も継続し、年代推定やどのような遺伝的背景を持つのかに関する解析を進める。得られた研究成果は、適合する学会等にて順次発表する。

研究実績の概要

日本独特の文化として世界に認知されている和室は、床材として畳が使われている点に特徴があるが、畳の起源や発達や栽培の道筋は明らかではない。本研究では、ゲノム科学を取り入れた民俗植物学という切口から、畳と原料イグサの生産・栽培化の起源の解明につながる基盤情報を構築することを目的としている。 本 年度は、昨年度に続くステップとして、イグササンプルのうち、さらに複数種の栽培株や、フィールドから野生株を取得して、DNA抽出とシーケンスの準備を行い、次世代シーケンサーによるシークエンシングを行った。2022年度は、感染症の影響で行動が制限されていたため、予定を変更せざるを獲なかった。特に野生株の取得が困難であったため、その取得を次年度に延期することとした。2023年度には、野生株の取得のための野外調査の手続きを行い、国外(中国)にてサンプリングを計画し、実際に行うことができた。また、並行して、可能な範囲での、日本各地のイグサ 株の収集を進めた。得られたサンプルと、これまでに取得したサンプルの両方について、イグサ生株のシーケンスやゲノム解析を進めた。

現在までの達成度 (区分)
現在までの達成度 (区分)

2: おおむね順調に進展している

理由

2022年度には感染症の影響でできなかったサンプリングについて、2023年度に延期することによってこれをこなすことができた。

今後の研究の推進方策

イグサ生株のゲノム解析については、2022年度および2023年度に、更に進めることを予定している。2023年度は得られたデータのアセンブルを勧めゲノム情報を比較できるようにする。また、日本各地のイグサ株の収集と、日本近隣諸国におけるイグサ株の収集を可能な限り進めていく。そして、現存する古畳サンプルの収集を始める予定である。

報告書

(3件)
  • 2022 実績報告書
  • 2021 実績報告書
  • 2020 実績報告書
  • 研究成果

    (1件)

すべて 2023

すべて 学会発表 (1件)

  • [学会発表] イグサ栽培品種の起源の考察と野生集団の系統地理学的研究2023

    • 著者名/発表者名
      後藤菜那, 木原久美子, 副島顕子
    • 学会等名
      日本植物分類学会第22回大会
    • 関連する報告書
      2022 実績報告書

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公開日: 2020-04-28   更新日: 2024-12-25  

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