研究課題/領域番号 |
23K20179
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補助金の研究課題番号 |
20H01656 (2020-2023)
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研究種目 |
基盤研究(B)
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配分区分 | 基金 (2024) 補助金 (2020-2023) |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分09030:子ども学および保育学関連
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研究機関 | 滋賀大学 |
研究代表者 |
松田 繁樹 滋賀大学, 教育学系, 教授 (60405058)
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研究分担者 |
出村 友寛 仁愛大学, 人間生活学部, 准教授 (10634420)
春日 晃章 岐阜大学, 教育学部, 教授 (30343726)
内藤 譲 岐阜聖徳学園大学短期大学部, その他部局等, 教授 (70760784)
香村 恵介 名城大学, 農学部, 准教授 (80735481)
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研究期間 (年度) |
2020-04-01 – 2025-03-31
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研究課題ステータス |
交付 (2024年度)
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配分額 *注記 |
17,810千円 (直接経費: 13,700千円、間接経費: 4,110千円)
2024年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
2023年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2022年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
2021年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2020年度: 12,090千円 (直接経費: 9,300千円、間接経費: 2,790千円)
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キーワード | 裸足 / 幼児 / 足趾 / 荷重 / 動作 |
研究開始時の研究の概要 |
我が国では裸足保育や裸足教育を行う幼稚園あるいは保育園が存在しているが,幼児期の裸足生活の効果は多面的に検討されていない. 本研究では,幼児を対象に,①身体活動時の身体の動きおよび足趾の使い方が裸足時と靴着用時でどのように異なるかを明らかにすること,②裸足保育の園に通う幼児と裸足保育でない園に通う幼児を対象に,身体活動時の身体の動きおよび足趾の使い方を比較し,継続的な裸足活動の効果を検証することを目的としている.
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研究実績の概要 |
裸足保育の園で長く過ごすことにより,幼児の足圧荷重および足部形状は変化するが,これらが何により生じるかは明らかでない.裸足活動時の身体の動きおよび足趾の使い方(荷重の大きさ)が靴着用時と異なると予想されるが,この点を検討されていない.本研究では,①幼児を対象に,様々な身体活動時の身体の動きおよび足趾の使い方が裸足時と靴着用時でどのように異なるか,②身体活動時の身体の動きおよび足趾の使い方は裸足保育の園に通う幼児と裸足保育でない園に通う幼児で異なるかを検証する.前年度,成人を対象に,歩行および走行中の動作(歩幅,歩隔などのステップ変数,足関節,膝関節,股関節角度,重心上下動),筋電図(長腓骨筋,前脛骨筋,腓腹筋),接地様式のデータを収集していたので,そのデータをまとめ,論文化を進めた.また,共同研究者と連携し,幼小児30名程度を対象に,靴を履いた条件および裸足の条件の2条件にて走行(10m×4回の折り返し走)を行ってもらい,接地様式および動作の測定を行った.適切なデータが得られた3歳~9歳の幼小児25名(男児12名,女児13名)の接地様式および走ステップ変数(OptoJump Next(Microgate社製)により得られる変数のうち,接地時間,滞空時間等の11変数)について分析し,論文化を進めた.学会発表として,日本体育測定評価学会第22回大会にて「歩行および走行時の裸足と靴の違いが動作特性および接地様式に及ぼす影響」について内容の発表を行った.
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
2: おおむね順調に進展している
理由
予備実験の結果もまとまり,幼小児を対象とした測定および分析を進めることができたため,研究の進行は概ね順調である.
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今後の研究の推進方策 |
得られたデータを分析し,論文化すると同時に,共同研究者と連携し,幼稚園および保育園における幼児のデータの取得を進める.
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