研究課題/領域番号 |
23K20184
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補助金の研究課題番号 |
20H01697 (2020-2023)
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研究種目 |
基盤研究(B)
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配分区分 | 基金 (2024) 補助金 (2020-2023) |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分09050:高等教育学関連
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研究機関 | 香川大学 |
研究代表者 |
小方 直幸 香川大学, 教育学部, 教授 (20314776)
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研究分担者 |
立石 慎治 筑波大学, 図書館情報メディア系, 助教 (00598534)
谷村 英洋 帝京大学, 教育学部, 講師 (50614632)
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研究期間 (年度) |
2020-04-01 – 2025-03-31
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研究課題ステータス |
交付 (2024年度)
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配分額 *注記 |
14,950千円 (直接経費: 11,500千円、間接経費: 3,450千円)
2024年度: 2,990千円 (直接経費: 2,300千円、間接経費: 690千円)
2023年度: 2,860千円 (直接経費: 2,200千円、間接経費: 660千円)
2022年度: 3,900千円 (直接経費: 3,000千円、間接経費: 900千円)
2021年度: 3,250千円 (直接経費: 2,500千円、間接経費: 750千円)
2020年度: 1,950千円 (直接経費: 1,500千円、間接経費: 450千円)
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キーワード | 専門職大学 / 専門職短期大学 / 学習行動 / 大学生調査 / 教員組織 / 教育課程 / 専門職短大 / 教育学習 |
研究開始時の研究の概要 |
本研究は、2019年に制度化された専門職大学・短期大学について、制度化のプロセス、設置申請の状況、教育組織や教育課程の特徴、学生調査を中心とする学習行動・学習成果の考察を通じて、制度発足初期段階の専門職大学・短大の状況を明らかにし、将来的な展開が期待される専門職大学・短大制度に関する研究に先鞭をつけ、基礎的・基盤的な資料・データを提供するものである。
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研究実績の概要 |
本研究は、2019年に大学として55年、高等教育機関として40年ぶりに誕生した専門職大学・短期大学を取り上げ、学生調査をコアとした学習行動・学習成果を分析し、政策過程やカリキュラム構造を含めた制度発足時の実態と併せて考察・検証し、将来世代が当該制度の研究を行う際の礎となり、将来の歴史的考察にも耐え得る基礎的な研究知見の構築を目指すものである。 3年度目は、まず昨年度および今年度初めに実施した、1年生向け調査の分析・考察を行った。具体的な設問群である、①入学までのプロセス、②経験した授業とその評価、③授業への取組や日常生活の状況、④総括的な評価と回答者属性、大きく4領域について、基礎集計表を作成し、協力校へのフィードバックを行った。さらに、回収数が相対的に多い協力校1校を対象に、進学選択行動と1年次の学修行動を、両者の関係も踏まえて考察し、加えて主体的な学修行動の実態と要因について、全国大学生調査との比較も交えて分析し、研究論文として公表した。 次に、2年次向けの調査票を作成するため、学生へのインタビュー調査を実施した。特に臨地実務実習関係について複数の学生への訪問調査を行い、それを踏まえた設問を策定し、1部の協力校については年度内実施を終えた。次年度以降実質的な分析・考察に着手する予定でいる。 また、昨年度Web上で先行して公開した、専門職大学制度の発足経緯を知ることができる、文科省や国家における当該委員会の議事録を、紙媒体としても発行した。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
2: おおむね順調に進展している
理由
調査協力校の調査時期(学生への配布回収が可能な時期)がそれぞれ異なっており、当該年に対象となる学生の調査が、年度内に実施できたものと年度を超えて実施となったものがあるが、パネル調査として着実に実施できている。また実施済みのデータについては分析を進め、協力校へのフィードバックに加えて研究成果の公表も行えている。なお、2年次生対象の調査については、一部の協力校で回収集の確保が難しくなっており、良質なデータの収集に努めていく予定である。
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今後の研究の推進方策 |
着手済みの2年生を対象としたパネル調査の分析や調査協力校へのフィードバックを行い、また1-2年次の比較を基本とする分析・考察を進め、それを踏まえた3年生向け調査表を作成し、パネル調査第3段としての3年生調査を実施する。また専門職短期大学については卒業年次にあたるため、特に卒業後の進路状況に着目したインタビュー調査を実施する予定でいる。また、引き続き追加の調査協力校の確保にも努める。
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