研究課題/領域番号 |
23K20187
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補助金の研究課題番号 |
20H01724 (2020-2023)
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研究種目 |
基盤研究(B)
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配分区分 | 基金 (2024) 補助金 (2020-2023) |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分09070:教育工学関連
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研究機関 | 広島大学 |
研究代表者 |
米沢 崇 広島大学, 人間社会科学研究科(教), 准教授 (20569222)
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研究分担者 |
渡邉 巧 広島大学, 人間社会科学研究科(教), 准教授 (00780511)
山崎 茜 広島大学, 人間社会科学研究科(教), 講師 (00792277)
栗原 慎二 広島大学, 人間社会科学研究科(教), 教授 (80363000)
久保 研二 島根大学, 学術研究院教育学系, 准教授 (90594698)
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研究期間 (年度) |
2020-04-01 – 2025-03-31
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研究課題ステータス |
交付 (2024年度)
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配分額 *注記 |
16,380千円 (直接経費: 12,600千円、間接経費: 3,780千円)
2024年度: 2,340千円 (直接経費: 1,800千円、間接経費: 540千円)
2023年度: 2,080千円 (直接経費: 1,600千円、間接経費: 480千円)
2022年度: 2,210千円 (直接経費: 1,700千円、間接経費: 510千円)
2021年度: 3,250千円 (直接経費: 2,500千円、間接経費: 750千円)
2020年度: 6,500千円 (直接経費: 5,000千円、間接経費: 1,500千円)
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キーワード | 学校の中の教師教育者 / 専門性 / 教師教育者育成プログラム / 教師教育者の育成 / インストラクショナルデザイン / 「学校の中の教師教育者」 / 教師教育 / 教師教育者の専門性 / 指導主事 |
研究開始時の研究の概要 |
本研究の目的は、学校ベースの教師教育者(「学校の中の教師教育者」)としての専門性を明らかにするとともに、その専門性を育成するための教師教育者育成プログラムのモ デルを開発することである。 具体的には、国内外の文献レビュー及び先進事例訪問調査、国内の指導主事、教務主任、研究主任、指導教諭、 生徒指導主事や現職教員等を対象とするニーズ調査を通して、教師教育者の専門性や育成プログラムに関する理論的基盤を構築する。その理論 的基盤をもとに教師教育者育成プロ グラムをデザイン→開発→実施→効果検証→改善というプロセスを通じて完成させる。
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研究実績の概要 |
本研究の目的は、学校ベースの教師教育者(「学校の中の教師教育者」)として指導主事、教務主任、研究主任、指導教諭などを射程とし 、「学校の中の教師教育者」としての専門性を明らかにするとともに、その専門性を育成するための教師教育者育成プログラムのモデルを開発することである。 これまでに行ってきた文献レビューやニーズ調査、教師教育者育成プログラムモデル・効果検証方法(試行版)の基礎開発を通じて得られた知見をもとに行った研究計画3年目の成果は以下の通りである。 「学校の中の教師教育者」(教務主任、研究主任、指導教諭、生徒指導主事など)を対象としたセミナーを独自に開催し、教育者育成プログラムモデルと効果検証方法の試行版を実施した。具体的には、教師教育者の役割に関する講義、同僚を対象としたフィードバックの重要性に関する講義と演習を行った。さらに、講義内容を踏まえて、実際の勤務校において演習で学んだ内容を実施してもらうなど、往還型の研修形式で行った。また、目的・内容・方法・コスト・受講者の成長等の観点から質的・量的なアセスメントを行い、効果検証方法の試行版の改善に資する情報を得た。これにより、デザイン→開発→実施→効果検証→改善というインストラクショナルデザインのプロセスを循環させることができた。 また、「学校の中の教師教育者」の関わりが教師の専門性開発に及ぼす影響を精緻に検証するために、「学校の中の教師教育者」から指導・支援を受けた経験のある現職教員を対象とした調査研究を計画・実施した。 この他に、研究計画の折り返しとなる3年目であるため、これまでの研究成果を学術論文として積極的に発表した。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
2: おおむね順調に進展している
理由
インストラクショナルデザインのプロセスを循環させ、改善したプログラムと効果検証を実施した結果、「学校の中の教師教育者」の専門性を高める包括的な教師教育者育成プログラムモデルと効果検証方法の試行版を提案することができた。さらに、これまでの研究成果を査読付学術論文(英語)1本、学術論文2本にまとめ、発信することができた。 以上のことから、本研究の目的の達成に向けて「おおむね順調に進展している」と判断した。
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今後の研究の推進方策 |
引き続き、デザイン→開発→実施→効果検証→改善というインストラクショナルデザインのプロセスを循環させ、包括的な教師教育者育成プログラムモデル・効果検証方法のさらなる改善を図る。また、実施した「学校の中の教師教育者」の関わりが教師の専門性開発に及ぼす影響を精緻に検証し、プログラムの改善にフィードバックしていく。
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