研究課題/領域番号 |
23K20316
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補助金の研究課題番号 |
20H03470 (2020-2021)
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研究種目 |
基盤研究(B)
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配分区分 | 基金 (2024) 補助金 (2020-2021) |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分49030:実験病理学関連
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研究機関 | 慶應義塾大学 |
研究代表者 |
南木 康作 慶應義塾大学, 医学部(信濃町), 講師 (30571137)
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研究期間 (年度) |
2020-04-01 – 2022-03-31
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研究課題ステータス |
中断 (2024年度)
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配分額 *注記 |
17,680千円 (直接経費: 13,600千円、間接経費: 4,080千円)
2025年度: 5,070千円 (直接経費: 3,900千円、間接経費: 1,170千円)
2024年度: 3千円 (直接経費: 2千円)
2022年度: 5,070千円 (直接経費: 3,900千円、間接経費: 1,170千円)
2021年度: 5,980千円 (直接経費: 4,600千円、間接経費: 1,380千円)
2020年度: 6,630千円 (直接経費: 5,100千円、間接経費: 1,530千円)
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キーワード | 胃がん / オルガノイド / 形質転換 / Wnt |
研究開始時の研究の概要 |
ゲノム解析技術の進歩により、他臓器食道や皮膚などの正常組織における遺伝子変異蓄積が明らかとなった。また、胃がんにおける網羅的なゲノム解析研究により遺伝子変異の詳細も明らかとなってきている。しかし、組織において生じている遺伝子変異のうち、いずれの変異が発がんや悪性化に関与しているかは未だ不明な点が多い。本研究では、オルガノイド培養を応用し、胃がんの前段階の遺伝子変異蓄積を高率に有すると考えられる胃がん周辺部の正常組織の多角的な遺伝子変異解析を行うことで、新たな視点による胃発がん機序の解明を目指す。
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研究実績の概要 |
ゲノム解析技術の進歩により、他臓器食道や皮膚などの正常組織における遺伝子変異蓄積が明らかとなった。また、胃がんにおける網羅的なゲノム解析研究により遺伝子変異の詳細も明らかとなってきている。しかし、組織において生じている遺伝子変異のうち、いずれの変異が発がんや悪性化に関与しているかは未だ不明な点が多い。 本研究では、オルガノイド培養を応用し、胃がんをオルガノイドとしてフェノタイプを含めた詳細かつ多角的な解析を行うことにより、胃発がんや悪性化機序の詳細を解明することを目的としている。 diffuse type 胃がんより樹立した胃がんオルガノイドは特徴的な充実型のオルガノイドを形成し、さらにCDH1の遺伝子異常を認める。Duffuse type胃がんには、印環細胞がんと低分化腺がんが含まれるが、臨床胃がんではしばしばこれらの病理組織像が混在している。我々はこれらのオルガノイドをvitroで詳細に観察した結果、Wntシグナルのオンオフによりこれらの形状が相互に転換することを見出した。すなわちこれまで混在していると思われた低分化胃がんは、同一の遺伝学的背景をもつ細胞が分化・脱分化した結果、このような病理像を呈していると考えられた。 現在、これらの胃がんにどのように発展するのかを明らかとし、悪性化機序を解明するためエピゲノムの解析とその検証を進めている。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
2: おおむね順調に進展している
理由
胃がんオルガノイドライブラリの拡充やエピゲノム解析は順調に進展している。
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今後の研究の推進方策 |
エピゲノム解析で得られた結果を検証するため、遺伝子発現やノックダウンを行い、同様のフェノタイプが得られるかをマウスを用いた異種移植実験を進めていく。また、胃がんライブラリは希少タイプの胃がんを特に収集するように努める。
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