研究課題/領域番号 |
23K20325
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補助金の研究課題番号 |
20H03767 (2020-2023)
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研究種目 |
基盤研究(B)
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配分区分 | 基金 (2024) 補助金 (2020-2023) |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分55030:心臓血管外科学関連
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研究機関 | 京都府立医科大学 |
研究代表者 |
神田 圭一 京都府立医科大学, 医学(系)研究科(研究院), 准教授 (60295649)
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研究分担者 |
小田 晋一郎 京都府立医科大学, 医学(系)研究科(研究院), 教授 (50529873)
権代 竜郎 京都府立医科大学, 医学部附属病院, 専攻医 (00970906)
山南 将志 京都府立医科大学, 医学(系)研究科(研究院), 特任助教 (30438204)
川尻 英長 京都府立医科大学, 医学(系)研究科(研究院), 助教 (40515235)
坂井 修 京都府立医科大学, 医学(系)研究科(研究院), 特任助教 (10298432)
渡辺 太治 京都府立医科大学, 医学(系)研究科(研究院), 特任助教 (20448723)
井上 知也 京都府立医科大学, 医学(系)研究科(研究院), 特任講師 (50405289)
山岸 正明 京都府立医科大学, 医学(系)研究科(研究院), 特任教授 (40182422)
夜久 均 京都府立医科大学, その他部局等, 学長 (50295648)
田地川 勉 関西大学, システム理工学部, 准教授 (80351500)
五條 理志 京都府立医科大学, 医学(系)研究科(研究院), 教授 (90316745)
上 大介 京都府立医科大学, 医学(系)研究科(研究院), 講師 (80415588)
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研究期間 (年度) |
2020-04-01 – 2025-03-31
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研究課題ステータス |
交付 (2024年度)
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配分額 *注記 |
17,420千円 (直接経費: 13,400千円、間接経費: 4,020千円)
2024年度: 3,900千円 (直接経費: 3,000千円、間接経費: 900千円)
2023年度: 3,900千円 (直接経費: 3,000千円、間接経費: 900千円)
2022年度: 3,120千円 (直接経費: 2,400千円、間接経費: 720千円)
2021年度: 3,120千円 (直接経費: 2,400千円、間接経費: 720千円)
2020年度: 3,380千円 (直接経費: 2,600千円、間接経費: 780千円)
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キーワード | 生体内組織工学 / 自家移植 / 同種移植(親子間移植) / 異種移植 / 臨床応用の拡大 / 同種移植 / 脱細胞化処理 / 臨床応用拡大 / 生体内組織工学代用血管 |
研究開始時の研究の概要 |
これまで我々は十数年に及び、生体が持つ治癒力を利用して患者自身の体内で自家細胞とマトリックス成分(主に線維芽細胞とコラーゲン線維)のみからなる移植用組織を自在かつ簡便に設計・作製する生体内再生医療技術により自家結合組織代用血管を開発してきた。 本研究では、2015年から行っているヒトへの臨床応用開始後に、新たに生じてきた課題やニーズを視野に入れた多角的なアプローチで、より信頼性の高いグラフト形成を目指す。 1.化学的処理による物理的特性向上への試み、更に自家移植に加え 2.同種・異種への他家移植グラフト・保存グラフトを開発し、適応を拡大・発展させるための基盤技術開発を行う。
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研究実績の概要 |
結合組織代用血管に化学処理・脱細胞化処理を加えた同種・異種組織応用技術の開発を行った。新たに開発した物理特性計測システムを用いて、様々な検体について種々の力学的パラメータ計測を行った。 生体内組織工学代用血管をビーグル犬皮下で作成し脱細胞化処理を行ったが、処理前後の比較試験では脱細胞後も十分な強度が保持されていることが確認できた。 また前年度開始したビーグル犬で作成した脱細胞組織を同種移植する実験も継続中である。 さらに臨床応用例についてもさらに長期の報告をまとめて行った。 脱細胞化プロトコールについても以前用いていた方法を見直し、全体で約7時間の処理で十分な脱細胞化が行えることを組織学的評価・DNA定量で確認した。しかし実際の同種移植臨床応用を想定するとさらに短時間の脱細胞化処理が望ましいと考えた。 グラフトが粗な構造であるため通常の生体血管の脱細胞処理よりも短時間での処理が可能と考え、様々な処理条件で処理時間の短縮を試みた。界面活性剤の灌流時間は短縮できる可能性が示唆されたが、洗浄などの全ての工程を含め顕著に短縮する事は実現できなかった。そこで、2022年度はより処理効率を高めるために、還流ではなく、大量の処理液を用いて強く振盪する方法を開始し、報告した。この方法では特殊な設備が不要なため、手術室など臨床現場における様々な場所での処理が可能となり、より手技を簡便にできる可能性もあると考えられた。2022年度はまだ処理方法の最適化は行えなかったため、次年度は更なる処理時間の短縮と最適化を目指し、脱細胞化処理条件の開発を行いたい。また引き続き同種・異種移植動物実験を行いたいと考えている。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
2: おおむね順調に進展している
理由
順調に研究は進んでおり、徐々に成果報告も開始している。
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今後の研究の推進方策 |
2022年度はまだ処理方法の最適化は行えなかったため、本年度は更なる処理時間の短縮と最適化を目指し、脱細胞化処理条件の開発を行いたい。また引き続き同種・異種移植動物実験を行いたいと考えている。 臨床応用例についても引き続き経過観察を行う予定である。
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