研究課題/領域番号 |
23K20341
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補助金の研究課題番号 |
20H03963 (2020-2023)
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研究種目 |
基盤研究(B)
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配分区分 | 基金 (2024) 補助金 (2020-2023) |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分58050:基礎看護学関連
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研究機関 | 富山県立大学 |
研究代表者 |
林 静子 富山県立大学, 看護学部, 准教授 (30346019)
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研究分担者 |
丸岡 直子 石川県立看護大学, 看護学部, 名誉教授 (10336597)
任 和子 京都大学, 医学研究科, 教授 (40243084)
石川 倫子 石川県立看護大学, 看護学部, 教授 (80539172)
後藤 彰彦 大阪産業大学, デザイン工学部, 教授 (50257888)
林 篤司 国立研究開発法人農業・食品産業技術総合研究機構, 農業ロボティクス研究センター, 研究員 (60777895)
唐山 英明 富山県立大学, 工学部, 教授 (00401323)
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研究期間 (年度) |
2020-04-01 – 2025-03-31
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研究課題ステータス |
交付 (2024年度)
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配分額 *注記 |
15,730千円 (直接経費: 12,100千円、間接経費: 3,630千円)
2024年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
2023年度: 2,340千円 (直接経費: 1,800千円、間接経費: 540千円)
2022年度: 2,080千円 (直接経費: 1,600千円、間接経費: 480千円)
2021年度: 3,640千円 (直接経費: 2,800千円、間接経費: 840千円)
2020年度: 5,980千円 (直接経費: 4,600千円、間接経費: 1,380千円)
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キーワード | 看護教育 / バーチャルリアリティ / 教育モデル / 視線計測 / 看護技術 |
研究開始時の研究の概要 |
看護学生が安心して採血を実施できる、VR/AR技術を活用した新たな看護技術教育プログラムの開発するため研究対象者をランダムにa群、b群に分ける。研究対象者すべてが静脈血採血映像をモニター使用して視聴し、【VR/AR映像】はa群のみ視聴する。映像視聴後、静脈血採血モデルへ真空管採血を実施し、終了後に評価表に基づき自己評価・評価理由、映像に関する意見や感想を入力する。採血時には、両群ともビデオカメラで3方向から手の動きを撮影すると共に、アイカメラによる視線計測を行う。採血時の映像は、他者評価として評価者が確認する。【VR/AR映像】視聴の有無によるデータ比較・分析を行い教育効果を検証する。
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研究実績の概要 |
本研究は、臨床現場で経験することが難しい場面や対象者に侵襲を伴う看護技術を学ぶためのVRシステムを活用した教材を作成し、ルーブリックによるパフォーマンス評価行い、新たな看護教育プログラムの開発につなげることを目的としている。 2023年度は、侵襲を伴う静脈血採血技術に焦点を当てて、看護師免許を保有している研究者間で静脈血採血技術の教育ポイントを検討し、看護学生が仮想現実(Virtual Reality:以下、VR)技術を活用して実際に自分が採血しているような没入感がある1人称視点映像と、拡張現実(Augmented Reality:以下AR)技術を活用した熟練看護師の動きを直接模倣できるような映像を作成した。VR映像は実際に自分が採血しているような没入感がある1人称視点の映像を撮影し、共同研究者間で検討した。AR映像は看護師の採血の動きを記録した映像を、3D空間にCG画像として再現させ、Hololens2を使用して直接提示できるものを検討した。 作成したVR映像・AR映像の教育効果を検証するために、看護学生を対象にした【VR/AR映像】視聴の有無によるデータ比較・分析に向けた研究を進める。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
3: やや遅れている
理由
VR映像、AR映像の撮影には専門的技術が必要であり、検討・修正に時間を要したため、研究計画に遅れが生じた。
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今後の研究の推進方策 |
2024年度に作成した、VR/AR技術を活用した映像を視聴することによる、採血技術に対する自己評価・評価理由、映像に関する意見や感想、採血時の手の動作分析、アイカメラによる視線計測により、教育効果を検証する。 研究結果の論文報告につなげ、新たな看護技術教育プログラムの開発につなげ初学者が安心して採血を実施できるための資料とする。
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