プログラミング言語理論の中でも特に「高階」「並行・分散」「型システム」の(相互に強く関連する)3点を軸として、以下のような研究を行う。(基金化前を含む当初の計画であり、「科学研究」「基盤研究」の本質として、研究の発展にともない、本研究課題に関するさらなる新しい理論にも取り組む可能性もある。)1.非機密化操作を備えたセキュリティ型つきλ計算のための環境双模倣による機密性・等価性証明手法、2.暗号化・復号機能と状態を有するネットワーク記述・検証体系、3.高階プログラム検証のための自動定理証明、4.型システムによるロックフリーアルゴリズムとデータ構造の検証、5.遅延評価の意味論と実装の形式化と検証。
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