研究課題/領域番号 |
23K20503
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補助金の研究課題番号 |
21H00578 (2021-2023)
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研究種目 |
基盤研究(B)
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配分区分 | 基金 (2024) 補助金 (2021-2023) |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分03030:アジア史およびアフリカ史関連
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研究機関 | 静岡理工科大学 (2024) ものつくり大学 (2021-2023) |
研究代表者 |
林 英昭 静岡理工科大学, 理工学部, 准教授 (70409671)
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研究期間 (年度) |
2021-04-01 – 2026-03-31
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研究課題ステータス |
交付 (2024年度)
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配分額 *注記 |
16,900千円 (直接経費: 13,000千円、間接経費: 3,900千円)
2025年度: 2,340千円 (直接経費: 1,800千円、間接経費: 540千円)
2024年度: 3,900千円 (直接経費: 3,000千円、間接経費: 900千円)
2023年度: 4,030千円 (直接経費: 3,100千円、間接経費: 930千円)
2022年度: 3,900千円 (直接経費: 3,000千円、間接経費: 900千円)
2021年度: 2,730千円 (直接経費: 2,100千円、間接経費: 630千円)
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キーワード | 建築史 / 東洋建築史 / 東洋建築 / ベトナム |
研究開始時の研究の概要 |
本研究は近世ベトナムにおける越族文化の南北分断について,具体的な建築を通じて解明することを目的とする.ベトナム越族の建築の伝統は南北の相違が顕著であり,単なる地域性に留まらない分断が確認できる一方で,それらを具体的且つ網羅的に比較分析するための建築資料が決定的に不足している.本研究はその不足を補うため,ベトナムの伝統的村落の中心施設「ディン」について,ベトナム全土計11の地域(北部三地域・中部六省・南部二省)から計26棟を目標に実測調査を行う.19世紀初頭の阮朝は,なぜ歴代王朝の伝統とは異なる建築様式を選択したのか.建築文化の側面から近現代ベトナム史に底流する南北分断の問題の核心に迫りたい.
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研究実績の概要 |
本研究は近世ベトナムにおける越族文化の南北分断について、具体的な建築を通じて解明することを目的とする。ベトナム越族の建築技術は南北の相違が顕著であるが、それらを具体的且つ網羅的に比較分析するための建築資料が決定的に不足している。本計画はその不足を補うため、ベトナム全土で実測調査を行い、実測図面集を主とした建築史研究の基礎資料を作成する。補助事業期間5年間の研究計画と方法については、研究経費の大幅な減額を勘案し本研究計画の要点となる遺構の実測調査および聞き取り調査の目標件数を研究計画調書中に記載した対象地域「計12地域」から「計11地域」とし、伝統木造ディン「40件程度」から「26件」へと変更して実施する。 調査件数の地域別の内訳は、北部は二地域で計6棟、中部は七省で計15棟、南部は二省で計5棟の総計26棟の実測調査を行う予定である。実測調査は基本となる配置図、平面図、断面図、立面図のほか、柱転び、登り梁の詳細図等を実測し、フエ周辺域で行ってきた32棟のディンの調査との比較分析に足る図面を作成する。 2021年度はコロナ禍により、現地調査ができなかったことから、計画遂行を2022年度へ全て繰り越し、2022年度中は、当初2021年度に計画していた調査研究内容を含め、当初計画の二カ年度分の内容を実施することで達成した。2022年度は前期に準備調査として、北部三地域、中部七省、南部二省の計12地域について、調査候補リストの作成を行った。その後、後期にそのうちの10地域について調査候補の踏査を行い、併行して実測調査物件を選定し、中部四省、南部二省の計6地域について、計14棟の遺構の実測調査を行った。以上より、当初計画の調査棟数計26棟のうち、半数を超える調査数に到達することができており、また中南部の主たる地域の実測調査を完了した。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
2: おおむね順調に進展している
理由
当初計画の調査棟数計26棟のうち、半数を超える調査数に到達することができている。コロナ禍によって停滞した現地調査の遅れは、十分に取り戻すことができたと考える。
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今後の研究の推進方策 |
当初計画の調査棟数計26棟のうち、半数を超える調査数に到達することができており、計画の推進状況に大きな問題は無い。 2023年度はここまでの実測調査結果のまとめと分析および補足調査に当て、残り10棟の調査へ向けた準備に当てることとする。
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