研究課題/領域番号 |
23K20513
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補助金の研究課題番号 |
21H00589 (2021-2023)
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研究種目 |
基盤研究(B)
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配分区分 | 基金 (2024) 補助金 (2021-2023) |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分03050:考古学関連
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研究機関 | 弘前大学 |
研究代表者 |
関根 達人 弘前大学, 人文社会科学部, 教授 (00241505)
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研究分担者 |
渡辺 芳郎 鹿児島大学, 法文教育学域法文学系, 教授 (10210965)
麻生 伸一 琉球大学, 人文社会学部, 教授 (30714729)
森 達也 沖縄県立芸術大学, 美術工芸学部, 教授 (70572402)
宮城 弘樹 沖縄国際大学, 総合文化学部, 教授 (70757418)
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研究期間 (年度) |
2021-04-01 – 2026-03-31
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研究課題ステータス |
交付 (2024年度)
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配分額 *注記 |
17,290千円 (直接経費: 13,300千円、間接経費: 3,990千円)
2025年度: 1,950千円 (直接経費: 1,500千円、間接経費: 450千円)
2024年度: 3,380千円 (直接経費: 2,600千円、間接経費: 780千円)
2023年度: 3,640千円 (直接経費: 2,800千円、間接経費: 840千円)
2022年度: 2,990千円 (直接経費: 2,300千円、間接経費: 690千円)
2021年度: 5,330千円 (直接経費: 4,100千円、間接経費: 1,230千円)
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キーワード | 奄美群島 / 葬墓制 / 陶磁器 / 洗骨 / 編年 / 喜界島 / 石厨子 / 古墓 / 奄美 / 琉球 |
研究開始時の研究の概要 |
2023年度に徳之島で調査した21基の古墓で確認した石厨子・厨子甕・板厨子などの蔵骨器と墓に供えられていた供膳具のデータを整理・分析し、『喜界島の古墓』(2023年3月刊行)、『与論島の再葬墓』(2024年3月刊行)に続き、2025年3月に調査報告書『徳之島の古墓』を刊行する。合わせて奄美大島の旧笠利町内の古墓の調査を行い、2026年3月刊行の総括報告書に向け、整理・分析作業を進める。
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研究実績の概要 |
昨年度に引き続き喜界島の古墓に関して、2022年8月に2次調査を行った。2次調査では、赤連イトゥンバヤの古墓群2基、中間・先内の古墓群2基、大朝戸集落内の古墓1基、大朝戸の古墓1基、手久津久の久保古墓1基の計7基を調査した。2022年5月26日には日本考古学協会第88回総会研究発表において、「SfMによる奄美群島の古墓の写真測量」という題でポスター発表を行い、そのなかで喜界島の古墓の調査についても概要報告を行った。 2022年8月には令和5年度に予定している与論島の古墓の本調査に向け、与論島内の古墓の踏査を行い、調査対象として選んだ保存状態のよい古墓に関してSfMによる写真測量を実施した。また与論島では近現代の洗骨・再葬用の厨子甕がよく残っている前浜墓地で、ドローン撮影を行い、厨子甕の位置図を作成した上で、339基の厨子甕の調査を行った。また前浜墓地の祭祀継承者に対して厨子甕による洗骨・再葬に関する聞き取り調査や前浜墓地で用いられている洗骨・再葬用厨子甕を生産していた那覇市壺屋の窯業従事者の聞き取り調査も合わせて実施した。 2023年3月には調査報告書『喜界島の古墓』を刊行し、令和3・4年度の2ヶ年で調査した喜界島の古墓37基と、その古墓内に残されていた石厨子514基、厨子甕807点、木製厨子22点、供膳具(陶磁器)242点、供膳具(漆器)5点を報告するととともに、それらの分析結果から導き出された、喜界島の社会構造・親族組織・物流環境の特徴と変遷について考察を行った。また令和5年度の後半に予定している徳之島の古墓調査に向け、徳之島町・天城町・伊仙町の三町内にある古墓の踏査と予備調査も行った。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
1: 当初の計画以上に進展している
理由
今年度の目標としていた調査報告書『喜界島の古墓』を予定通り刊行することができた。加えて、令和5年度前半に予定している与論町の古墓調査に関しては、今年度約5割近くを前倒しで調査することができた。令和5年度後半に予定している徳之島の古墓調査に関しても、古墓の選定した上で、本調査に必要な写真測量などの事前準備を終えることができた。
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今後の研究の推進方策 |
令和5年度は8月に与論島で未調査の古墓4基の調査を行い、これまでに調査済みの古墓と合わせて年度末に調査報告書『与論島の古墓』を刊行する。またそれに先立ち2023年5月の日本考古学協会総会で、「奄美大島の洗骨・再葬墓」と「与論島近現代墓地の考古学的・民俗学的調査」の2本の研究発表を行う。2024年2月か3月には徳之島で古墓調査を行う。
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