研究課題/領域番号 |
23K20560
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補助金の研究課題番号 |
21H00650 (2021-2023)
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研究種目 |
基盤研究(B)
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配分区分 | 基金 (2024) 補助金 (2021-2023) |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分04030:文化人類学および民俗学関連
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研究機関 | 京都大学 |
研究代表者 |
De・Antoni Andrea 京都大学, 人間・環境学研究科, 特定准教授 (10706865)
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研究分担者 |
津村 文彦 名城大学, 外国語学部, 教授 (40363882)
石井 美保 京都大学, 人文科学研究所, 准教授 (40432059)
村津 蘭 東京外国語大学, アジア・アフリカ言語文化研究所, 助教 (50884285)
井本 由紀 慶應義塾大学, 理工学部(日吉), 准教授 (90581835)
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研究期間 (年度) |
2021-04-01 – 2025-03-31
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研究課題ステータス |
交付 (2024年度)
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配分額 *注記 |
17,290千円 (直接経費: 13,300千円、間接経費: 3,990千円)
2024年度: 2,990千円 (直接経費: 2,300千円、間接経費: 690千円)
2023年度: 4,680千円 (直接経費: 3,600千円、間接経費: 1,080千円)
2022年度: 4,030千円 (直接経費: 3,100千円、間接経費: 930千円)
2021年度: 5,590千円 (直接経費: 4,300千円、間接経費: 1,290千円)
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キーワード | 宗教的治療 / 情動 / 感覚 / 遠隔治療 / 仮想空間 / インターネット |
研究開始時の研究の概要 |
継続課題のため、記入しない。
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研究実績の概要 |
今年度は、本研究に関係する海外の最新の研究動向の把握と、各メンバーがこれまでに取り組んできた民族誌的・理論的研究の中間成果の公開などを行った。まず、代表者はゲント大学で開催された国際学会「European Association of Japanese Studies」で情動に関連する分科会を組み、発表を行った。また代表者と分担者の村津はデリで開催された国際学会「International Union of Anthropological and Ethnological Sciences」で情動と宗教的治療に関する分科会を組み、分担者の津村と共に発表した。 また、2023年6月に共同研究機では、本課題において議論をけん引する存在であるチリ大学のDiana Espirito Santo氏を招聘し国際ワークショップを開催した。このワークショップには、代表者、分担者の村津・津村と協力者の黄信者が発表を行った。その上、2024月1月に情動と仮想空間についての学際的シンポジウムを開始し、分担者の津村と全国からの専門家に発表してもらい、本研究課題について活発な議論が行われた。更に、昨年度に作成した、本課題の広報のためのウェブサイト(http://religioushealing-anthropology.org)を作成し、それを通じて研究内容、出版物、イベントなどを一般にも公開している。 これらの共同発表に加えて、各メンバーは学術誌や編著に宗教的実践・治療と情動・感覚に関する論文を投稿しています。また、今年度もメンバー全員が文献やインターネットなどを通じて情報収集を行うことで、本研究に関係する民族誌的・理論的知見の深化に努めた。さらに、渡航可能であったメンバーは研究対象地で調査(参与観察とインタビュー)を実施し、民族誌的情報の収集と調査方針の確認を行った。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
3: やや遅れている
理由
本研究は文化人類学的研究であるため、参与観察によって収集されたデータにる。今年度までのメンバーの調査地によっては、コロナ禍の影響で調査のための渡航が困難であった。そのため、データ収集に多少の遅れが生じている。
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今後の研究の推進方策 |
2024年度に仮想空間や各メンバーのフィールドで宗教的治療実践の参与観察を行い、その後に実践に参加した人々への聞き取り調査を行う。特に注目するのは、専門家や被験者のこれまでの治療経験や、治療実践の場で生じた情動や感覚である。その後、参与観察で確認した具体的な状況に基づき、聞き取った語りと具体的な相互作用との関係性や、環境との相互作用によってどのような情動や感覚が発生したのかを分析する。テレビ電話を利用した治療実践の場合、映像記録があれば、ELANなどの映像解析ソフトを利用し、治療者や被治療者の身振りや表情、発話と聞き取りで明らかになった情動や感覚の関係を微細なレベルで分析する。SNSのやりとりに関しては、質的データ分析ソフトNvivoを用いてテキストの関係などを分析する。また、前年度までの調査をまとめ分析したものをメンバー間で議論した上で、補足が必要な情報についての調査を行う。 【月例会・研究成果発表】 月例研究会を開催し、問題意識の共有と深化を図るとともに、12月に身体の人類学や現象学の世界的権威である、カリフォルニア大学サンディエゴ校のThomas Csordas氏を招聘し、国際シンポジウムを開催する。国際シンポジウムの開催により、一度研究成果の公開を行ったうえ、英語での編著や学術的雑誌の出版に向かう。
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