研究課題/領域番号 |
23K20610
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補助金の研究課題番号 |
21H00724 (2021-2023)
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研究種目 |
基盤研究(B)
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配分区分 | 基金 (2024) 補助金 (2021-2023) |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分07050:公共経済および労働経済関連
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研究機関 | 京都大学 |
研究代表者 |
山田 憲 京都大学, 経済学研究科, 教授 (60753259)
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研究期間 (年度) |
2021-04-01 – 2025-03-31
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研究課題ステータス |
交付 (2024年度)
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配分額 *注記 |
17,420千円 (直接経費: 13,400千円、間接経費: 4,020千円)
2024年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
2023年度: 5,070千円 (直接経費: 3,900千円、間接経費: 1,170千円)
2022年度: 5,070千円 (直接経費: 3,900千円、間接経費: 1,170千円)
2021年度: 5,590千円 (直接経費: 4,300千円、間接経費: 1,290千円)
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キーワード | 技術革新 / 技術進歩 |
研究開始時の研究の概要 |
過去数十年間に数多くの画期的な技術が先進諸国にある企業で創出されてきた。そのような技術革新は個々の企業の生産技術と生産活動にどのような違いをもたらしてきただろうか。そして、各国各産業の労働市場にどのような影響を及ぼしてきただろうか。本研究では、先進諸国にある企業の生産力や雇用などに技術革新が与える効果を推定し、各国各産業の労働市場に技術革新が及ぼす影響とその機序を検証する。
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研究実績の概要 |
過去数十年間に多くの画期的な技術が先進諸国で開発されてきたが、そのような技術革新は各企業の生産技術と生産活動にどのような効果をもたらしてきただろうか。そしてその結果として、各国各産業の労働市場の趨勢にどのような影響を及ぼしてきただろうか。本研究の目的は、先進諸国にある企業の財務諸表と知的財産に関する情報から企業別パネルデータを構築し、個々の企業の生産性や雇用などに技術革新が与える効果を推定し、各国各産業の労働市場に技術革新が及ぼす影響とその機序を検証することである。本研究では、まず世界各国の企業データベースから先進諸国にある企業の生産技術と生産活動と技術革新に関するパネルデータを構築した。これにより、国別産業別企業別に技術革新の分析を行うことが可能になった。次に、この企業別パネルデータを用いて、国別産業別に企業の生産性や雇用などに技術革新がもたらす効果を推定した。このとき、技術革新に応じて雇用がどのように変化するか理論的には一概に言うことはできない。それゆえ、その効果の機序を調べることができるように、ここでは幾つかの異なる方法で計測した複数の生産技術と技術革新の指標を用いた。その上で、上記の分析で得られた推定値に関して国家間産業間の共通点と相違点を考察した。最後に、各国各産業の労働市場に技術革新が及ぼす影響を測定するために、多部門経済において企業による技術革新がどのような集計効果を持つか検討した。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
2: おおむね順調に進展している
理由
先進諸国にある企業のパネルデータを構築し、企業の生産性や雇用などに技術革新が与える影響を推定した。
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今後の研究の推進方策 |
引き続き計画に沿って研究を遂行するとともに、これまでに得られた結果を学会や研究会で発表するなどして、今後は専門家の意見や感想を聞く機会を持ちたいと考えている。
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