研究課題/領域番号 |
23K20698
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補助金の研究課題番号 |
21H00852 (2021-2023)
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研究種目 |
基盤研究(B)
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配分区分 | 基金 (2024) 補助金 (2021-2023) |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分09040:教科教育学および初等中等教育学関連
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研究機関 | 東北大学 |
研究代表者 |
有本 昌弘 東北大学, 教育学研究科, 教授 (80193093)
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研究分担者 |
北島 茂樹 明星大学, 教育学部, 教授 (00712449)
山本 佐江 育英大学, 教育学部, 准教授 (10783144)
渡辺 理文 東京学芸大学, 教育学部, 准教授 (30758363)
松河 秀哉 東北大学, 高度教養教育・学生支援機構, 講師 (50379111)
松本 大 東北大学, 教育学研究科, 准教授 (50550175)
劉 靖 東北大学, 教育学研究科, 准教授 (60747864)
日下部 達哉 広島大学, IDEC国際連携機構:CICE, 教授 (70534072)
深見 俊崇 島根大学, 学術研究院教育学系, 教授 (80510502)
P・D Wicking 名城大学, 外国語学部, 教授 (90725285)
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研究期間 (年度) |
2021-04-01 – 2026-03-31
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研究課題ステータス |
交付 (2024年度)
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配分額 *注記 |
13,000千円 (直接経費: 10,000千円、間接経費: 3,000千円)
2025年度: 3,250千円 (直接経費: 2,500千円、間接経費: 750千円)
2024年度: 2,600千円 (直接経費: 2,000千円、間接経費: 600千円)
2023年度: 2,600千円 (直接経費: 2,000千円、間接経費: 600千円)
2022年度: 1,950千円 (直接経費: 1,500千円、間接経費: 450千円)
2021年度: 2,600千円 (直接経費: 2,000千円、間接経費: 600千円)
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キーワード | 教育アセスメント / 暗黙知 / 文化歴史活動理論 / ナラティブ探究 / アセスメント / 学習コミュニティ / 日本文化 |
研究開始時の研究の概要 |
本研究は「アセスメントを軸に社会文化理論から学習する個と集団と組織の往還を可視化する」と題して、「アセスメントを軸に」「学習が個人化していくプロセスを社会文化理論という個と環境との相互作用」から可視化することを目的とする。日本では、学習理論に行動主義や認知主義、社会構成主義が紹介されているが、教育アセスメントにおいては、バンデュラ (Bandura, A) やハティ (Hattie, J.) のいう集合的効力感 (collective efficacy)を含む社会認知主義と社会文化理論での解明が待たれる。社会文化理論とは、人の思考と社会的生活の2つをつなぐ「媒介物」としての言葉であり、言葉なくして社会に関われないことを前提とした発達論である。
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研究実績の概要 |
本研究は「アセスメントを軸に社会文化理論から学習する個と集団と組織の往還を可視化する」と題して、「アセスメントを軸に」「学習が個人化していくプロセスを社会文化理論という個と環境との相互作用」から可視化することを目的とする。日本では、学習理論に行動主義や認知主義、社会構成主義が紹介されているが、教育アセスメントにおいては、バンデュラ (Bandura, A) やハティ (Hattie, J.) のいう集合的効力感 (collective efficacy)を含む社会認知主義と社会文化理論での解明が待たれる。社会文化理論とは、人の思考と社会的生活の2つをつなぐ「媒介物」としての言葉であり、言葉なくして社会に関われないことを前提とした発達論である。
日本語での文化コードワードから、文化スクリプト、質的に高いクライテリア、を紡いでいくことにより、コンテンツ、ペダゴジーに埋め込まれたアセスメントの問題を、掘り下げる。今後の展開として、校内外の学習環境を、インフォーマルな日常実践含めて、抽出する。と同時に、アセスメント、ペダゴジー、カリキュラムのアラインメント、教授の統合として「郷土科」など歴史的遺産を含めて、検討する。災害大国日本での底流にある精神を、踏まえつつ、今日的な地球環境上の危機を多面的・複眼的にとらえ、エコロジカルな持続可能性といった「共通善」、コモンズ(共有財産)を創り出す、第4世代活動理論を踏まえる。未来都市の小学校に焦点化し、データを集め、学習する組織、実践のコミュニティで理論化する。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
2: おおむね順調に進展している
理由
実践記録を文脈含めて、意味解釈と使用価値の創造の在り様に着手し、パーソナル・ナラティブに関するデータ収集のための枠組みが得られつつあるため。学校での協力者も複数の学校で得られつつあるため。
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今後の研究の推進方策 |
校内外の学習環境を、インフォーマルな日常実践含めて、抽出する。と同時に、アセスメント、ペダゴジー、カリキュラムの教授の統合として、歴史的遺産を含めて、検討する。
防災など、地球環境上の危機を多面的・複眼的にとらえ、エコロジカルな持続可能性といった「共通善」、コモンズ(共有財産)を創り出していく、未来都市の小学校に焦点化し、データを集め、第4世代活動理論や学習する組織、実践のコミュニティで理論化する。
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