研究課題/領域番号 |
23K20740
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補助金の研究課題番号 |
21H00915 (2021-2023)
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研究種目 |
基盤研究(B)
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配分区分 | 基金 (2024) 補助金 (2021-2023) |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分09070:教育工学関連
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研究機関 | 国立研究開発法人産業技術総合研究所 |
研究代表者 |
三浦 貴大 国立研究開発法人産業技術総合研究所, 情報・人間工学領域, 主任研究員 (80637075)
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研究分担者 |
大西 淳児 筑波技術大学, 保健科学部, 教授 (30396238)
原田 浩司 筑波技術大学, 保健科学部, 客員研究員 (40738168)
藪 謙一郎 東京大学, 先端科学技術研究センター, 特任研究員 (50626215)
一刈 良介 国立研究開発法人産業技術総合研究所, 情報・人間工学領域, 主任研究員 (70582667)
興梠 正克 国立研究開発法人産業技術総合研究所, 情報・人間工学領域, 主任研究員 (80308270)
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研究期間 (年度) |
2021-04-01 – 2025-03-31
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研究課題ステータス |
交付 (2024年度)
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配分額 *注記 |
17,420千円 (直接経費: 13,400千円、間接経費: 4,020千円)
2024年度: 2,860千円 (直接経費: 2,200千円、間接経費: 660千円)
2023年度: 4,160千円 (直接経費: 3,200千円、間接経費: 960千円)
2022年度: 2,860千円 (直接経費: 2,200千円、間接経費: 660千円)
2021年度: 7,540千円 (直接経費: 5,800千円、間接経費: 1,740千円)
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キーワード | 参加型マッピング / モバイル協調学習 / バーチャルマッピングパーティ / インクルーシブ体験 / バリアフリー状況推定 / インクルーシブ教育 / 遠隔協調学習 / 視覚障害 / 音響バーチャルリアリティ / 振動特徴量 |
研究開始時の研究の概要 |
本研究の目的は,実環境と遠隔バーチャル環境を併用したインクルーシブ参加型マッピング実施のためのモバイル協調学習スキームを実装の上で,二環境を通じた地域理解・参加者の相互理解を高める方策の解明とする.特に,以下の4課題を行う. 1) 二環境を併用した参加型マッピングの企画方法・協調学習の支援システムの統合的開発・学習効果の評価 2) 視覚障害者が参加可能なマッピング方法の開発・評価 3) モバイル機器のセンサ情報を用いたマッピング時のデータ入力支援法の構築 4) 二環境を用いた参加型マッピングの継続実施を踏まえた協調学習法の検討
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研究実績の概要 |
2022年度は,研究の目的の中で挙げた4課題のうち,1)-3)について以下のように遂行した. 1) 二環境を併用した参加型マッピングの企画方法・協調学習の支援システムの統合的開発・学習効果の評価: 既存の参加型マッピングの方法に関して,企画・実施経験の豊富な方々にインタビュー調査を行い,調査・観光・交流の要素がある点を抽出した.また,持ち運び可能な小型ロボットを用いて遠隔地・現地のハイブリッド参加型マッピングを予備的に実施した.この際,小型ロボットは現地参加者が運ぶ形式を取った.検討結果より,通信環境がある程度安定した状況で,音声のやり取りに関する工夫や,ロボットのジェスチャによる現地参加者へのインタラクションがある事で,円滑にマッピングが行える可能性が示された. 2) 視覚障害者が参加可能なマッピング方法の開発・評価: 全盲者用の実環境での参加型マッピング用モバイルインタフェースの開発・評価結果について発表を行った.また,参加型マッピングを行うに際しての音声ガイド方法などを検討するに当たり,屋外環境を模した簡易的な音響バーチャルリアリティ環境を構築し,その中での音声・効果音での移動ガイド方法について視覚障害の方7名で検討を行った.結果より,ナビゲーションアプリの日常利用に慣れた方は,効果音だけでも移動を正確に行える可能性が示唆された. 3) モバイル機器のセンサ情報を用いたマッピング時のデータ入力支援法の構築: 電動車椅子に装着されたスマートフォンに内蔵されたIMUを用いて,車椅子移動時に計測される振動に対する要因をモデル化の上,路面に起因する成分を抽出できる手法を開発・評価を行った.結果より,車椅子の速度によらない,一種の振動特徴量を抽出を行える可能性を示せた.
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
3: やや遅れている
理由
2021年度と同様にCOVID-19の感染防止の観点から評価実験を行いにくい状況であった.2023年度は,COVID-19の感染防止には引き続き注意は必要であるものの,評価実験を比較的行いやすい情勢になってきたため,引き続きシステム開発・改良を行うとともに,評価検討を進める予定である.
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今後の研究の推進方策 |
2023年度も2022年度に引き続き,研究の目的の中で挙げた4課題のうち,1)-3)について以下の通りに遂行する計画である. 1) 二環境を併用した参加型マッピングの企画方法・協調学習の支援システムの統合的開発・学習効果の評価:前年度に引き続き,参加型マッピング用バーチャル環境の生成基盤の開発・改良を行っていく.また,予備検討を行った遠隔地・現地のハイブリッド参加型マッピングについて,より実践的な評価を行う. 2) 視覚障害者が参加可能なマッピング方法の開発・評価:前年度までに開発・評価システムに,実環境でのマッピングを独力で行えるような機能を加えた上で,複数の視覚障害の方における評価実験を試みる. 3) モバイル機器のセンサ情報を用いたマッピング時のデータ入力支援法の構築:前年度に開発した振動特徴量に関する評価実験を繰り返す.こちらも前年度に引き続き,歩行者と車椅子にそれぞれ携帯・装着されたIMU(スマートフォンに内蔵)を用いて計測される振動に対して振動要因をモデル化した上で,各種要因ごとに分離するために仕組みを開発していく.
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