研究課題/領域番号 |
23K20744
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補助金の研究課題番号 |
21H00919 (2021-2023)
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研究種目 |
基盤研究(B)
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配分区分 | 基金 (2024) 補助金 (2021-2023) |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分09080:科学教育関連
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研究機関 | 広島大学 |
研究代表者 |
磯崎 哲夫 広島大学, 人間社会科学研究科(教), 教授 (90243534)
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研究分担者 |
石井 英真 京都大学, 教育学研究科, 准教授 (10452327)
野添 生 宮崎大学, 大学院教育学研究科, 教授 (20751952)
二宮 裕之 埼玉大学, 教育学部, 教授 (40335881)
大嶌 竜午 千葉大学, 教育学部, 助教 (40700414)
網本 貴一 西南学院大学, 人間科学部, 教授 (60294873)
齊藤 萌木 聖心女子大学, 現代教養学部, 講師 (60584323)
富川 光 広島大学, 人間社会科学研究科(教), 教授 (70452597)
大谷 忠 東京学芸大学, 教育学研究科, 教授 (80314615)
遠藤 優介 筑波大学, 人間系, 助教 (80759051)
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研究期間 (年度) |
2021-04-01 – 2025-03-31
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研究課題ステータス |
交付 (2024年度)
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配分額 *注記 |
17,290千円 (直接経費: 13,300千円、間接経費: 3,990千円)
2024年度: 3,640千円 (直接経費: 2,800千円、間接経費: 840千円)
2023年度: 3,380千円 (直接経費: 2,600千円、間接経費: 780千円)
2022年度: 4,160千円 (直接経費: 3,200千円、間接経費: 960千円)
2021年度: 6,110千円 (直接経費: 4,700千円、間接経費: 1,410千円)
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キーワード | STEM教育 / 科学教育 / 算数・数学教育 / 技術教育 / 教育課程 / 学習評価 / 授業分析 / 数学教育 / 科学教育研究 / リテラシー |
研究開始時の研究の概要 |
本研究は、次世代(Society 5.0やPost & With-Covid-19)に活躍する児童・生徒の日本型のSTEM (science, technology, engineering, and mathematics)リテラシーを育成するための初等・中等教育を一貫する学習プログラムに関する理論的・実証的研究を行う。諸外国のSTEM教育に関する研究成果を分析するだけではなく、日本の教育的文脈や学校文化なども考慮して、日本型のSTEM教育について、理論的、実践的(試行)研究を行う。
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研究実績の概要 |
理論的研究では、技術教育に焦点化した日米のSTEM系人材の育成に関する比較検討、真正で有意味な学びを評価するパフォーマンス評価論の日米の比較検討及び得られた視点に基づく日本のSTEM教育における評価のあり方の検討、STEM教育の視座に基づく日英の初等教育段階における理科教科書の比較分析、STEM教育を視野に入れた中国の教育改革の動向の分析など、世界的な教育の潮流における日本におけるSTEM教育の位置づけや特色の検討、及び日本のSTEM教育を構成する4つの教科(理科、数学、技術、工学)の初等及び中等教育段階における歴史的検討などを行った。そして、これらの知見を踏まえながら、STEM教育における「日本型」の意味について提案するとともに、STEM教育で重視される「探究」の価値や学習内容についても理論的かつ実証的に検討した。 実証的・実践的研究では、構成主義的な授業を受けた学習者の学習後10年程度における知識の保持についての分析と考察、中学校における他教科の教師と連携し工学的プラクティスを取り入れたSTEM型授業のデザインとその実践(9時間)、理科授業や理科における探究に対する生徒の認識調査とその分析、STEMリテラシーを育成することを意図し生物の分類・系統・進化・保全を中心とした情報収集とそれに基づく生物分野の教材開発、ICT活用を取り入れた高等学校における化学分野の教材開発とその実践及び分析など、STEM教育を効果的に推進ための研究を行った。本年は、実証的・実践的研究はもとより理論的研究からも、日本におけるSTEM教育の教師教育の課題も明らかになった。 なお、これらの成果は、国内外の学会で発表をするとともに、日本語と英語で出版(印刷中も含む)をした。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
2: おおむね順調に進展している
理由
本年度は、国内外の学会で研究成果を発表するとともに、さらにこれまでの研究成果の一部をまとめて、日本語の書籍(出版済み)と英語の書籍(印刷中)を計画し出版した。また、STEM教育を推進する上での課題も新たに見いだし、それを解決するための方略も検討中である。
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今後の研究の推進方策 |
令和6年度は、最終年度であり、これまで同様に研究成果を国内外の学会で発表し、多様な意見を収集して研究に反映させる。また、研究代表者や分担者の所属する附属学校を中心にさらなる実践を試みるとともに、併せてSTEM教育の視座から教師教育の課題についても検討する。 国内の学会において、これまでの研究成果や今後の展開に関する課題発表を申し込み、それらの情報を研究代表者や分担者で共有化する。
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