研究課題/領域番号 |
23K20761
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補助金の研究課題番号 |
21H00939 (2021-2023)
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研究種目 |
基盤研究(B)
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配分区分 | 基金 (2024) 補助金 (2021-2023) |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分10020:教育心理学関連
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研究機関 | 早稲田大学 |
研究代表者 |
清水 由紀 早稲田大学, 文学学術院, 教授 (30377006)
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研究分担者 |
綿貫 啓一 埼玉大学, 理工学研究科, 教授 (30212327)
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研究期間 (年度) |
2021-04-01 – 2026-03-31
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研究課題ステータス |
交付 (2024年度)
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配分額 *注記 |
17,290千円 (直接経費: 13,300千円、間接経費: 3,990千円)
2025年度: 2,080千円 (直接経費: 1,600千円、間接経費: 480千円)
2024年度: 2,730千円 (直接経費: 2,100千円、間接経費: 630千円)
2023年度: 2,860千円 (直接経費: 2,200千円、間接経費: 660千円)
2022年度: 2,600千円 (直接経費: 2,000千円、間接経費: 600千円)
2021年度: 7,020千円 (直接経費: 5,400千円、間接経費: 1,620千円)
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キーワード | 道徳性 / 文化差 / 日米比較 / 脳波 / 視線 / 道徳推論 / 比較文化 / ERP / アイトラッキング / 社会化 / 親子の相互作用 / 自動的・統制的過程 / 道徳発達 / 幼児 |
研究開始時の研究の概要 |
子どもの道徳発達に関する文化を超えた普遍性,および文化固有性について,新たな知見を提供することを目的とする。また親から子への文化的転移による短期的・長期的影響を明らかにする。 日米の幼児および児童を対象とし,道徳課題遂行時の視線および脳波を測定し,道徳判断の自動的・統制的過程の年齢差,文化差,および年齢×文化の交互作用を検討する。また,親子の相互作用の前後でそれらの指標がどのように変化するかを調べる。
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研究実績の概要 |
本課題は,子どもの道徳発達に関する文化を超えた普遍性,および文化固有性について,日米の子どもの比較から探求しようとするものである。本年度は,幼児の道徳性認知についてアイトラッキングおよび脳波測定により実験的に検討した。また親子のインタラクションについても観察した。 1)アイトラッキング実験:個別面接により,道徳場面を視聴してもらい,子どもの道徳的行為者とその受け手に対する注視を測定した。非接触型の視線記録装置(Tobii Pro X3-120, Tobii technology, Sweden)にて測定した。日本人データについては収集が完了し,アメリカ人幼児のデータ収集については引き続き来年度も実施する。 2)親子のインタラクション:道徳画面を見ながら親子で話してもらった。日本人親子を対象にしたデータの分析が完了し,子どもの道徳認知との関連について検討した。今後アメリカでのデータについて収集が完了次第,分析を行っていく予定である。 3)脳波実験:昨年度予備実験を行った脳波実験について,本実験を開始した。32チャンネルの脳波計(actiCHamp, Brain Products, Germany)により道徳場面視聴時のERPを測定した。日米において並行して開始し,翌年度も継続して実施予定である。
本課題は,比較文化研究を実施するための研究拠点を構築することもまた目指している。そのために,発達心理学の基礎研究のための研究会を開催した。ヒトのコミュニケーションに関する研究を行っている京都大学の研究者を招聘し,対面とウェビナーのハイフレックスによる研究会を開催した。全国から約210名の参加者を得て,活発な議論が交わされた。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
2: おおむね順調に進展している
理由
日米において予定された実験が進んでいるため
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今後の研究の推進方策 |
引き続き日米でのデータ収集を行う。データ収集が終わり次第分析し,国際誌へ投稿する。
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