研究課題/領域番号 |
23K20870
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補助金の研究課題番号 |
21H01133 (2021-2023)
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研究種目 |
基盤研究(B)
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配分区分 | 基金 (2024) 補助金 (2021-2023) |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分16010:天文学関連
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研究機関 | 国立天文台 |
研究代表者 |
伊王野 大介 国立天文台, TMTプロジェクト, 准教授 (60425402)
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研究分担者 |
矢島 秀伸 筑波大学, 計算科学研究センター, 准教授 (10756357)
松田 有一 国立天文台, アルマプロジェクト, 助教 (20647268)
但木 謙一 北海学園大学, 工学部, 准教授 (30726435)
植田 準子 国立天文台, アルマプロジェクト, 特任助教 (60749935)
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研究期間 (年度) |
2021-04-01 – 2025-03-31
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研究課題ステータス |
交付 (2024年度)
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配分額 *注記 |
16,640千円 (直接経費: 12,800千円、間接経費: 3,840千円)
2024年度: 5,460千円 (直接経費: 4,200千円、間接経費: 1,260千円)
2023年度: 5,460千円 (直接経費: 4,200千円、間接経費: 1,260千円)
2022年度: 4,940千円 (直接経費: 3,800千円、間接経費: 1,140千円)
2021年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
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キーワード | 銀河進化 / 銀河天文学 / 電波天文学 |
研究開始時の研究の概要 |
銀河の形成や進化の過程を解明することが銀河研究の大きな目的であるが、今日に至るまで未解決問題として残っている。形成途上にある大質量銀河は、膨大な星間塵に遮られているため、塵からの熱放射を直接捉えることができるサブミリ波の観測が極めて重要である。本研究では、ALMA望遠鏡を用いて遠方の大質量銀河候補を非常に高い分解能で観測し、その詳細に描き出された画像から大質量銀河の形成シナリオを構築することを目的とする。本研究により観測サンプル数を増やし、さらに理論シミュレーションとの詳細な比較を行うことにより、大質量銀河の形成過程の謎に迫る。
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研究実績の概要 |
宇宙の大局的な星形成や構造形成の描像はおおよそ見えてきたが、個々の銀河の成長の根源を担う物理プロセスや質量獲得メカニズムの詳細は未解明な部分が多い。特に、大質量銀河の形成と成長の過程については、今日に至るまで未解決問題として残っている。形成途上にある大質量銀河は、膨大な星間塵に遮られ可視光や赤外線では捉えられない隠れた大質量星を形成しているため、塵からの熱放射を直接捉えることができるサブミリ波の観測が極めて重要である。本研究では、ALMA望遠鏡を用いて遠方の大質量銀河候補を高い分解能で観測し、その詳細に描き出された画像から大質量銀河の形成シナリオを構築することを目的とする。
2021年4月のALMA Cycle 8 2021の観測提案募集において大規模なサーベイを提案したが、残念ながら不採択であった。 そのため、2021年度は、ALMA Cycle 9の観測提案の準備を進めつつ、アルマアーカイブから星形成銀河の高分解能データを取得し、塵の分布からトレースされる星形成およびその材料であるガスの解析を中心に研究を進めた。この解析から、銀河内の星形成やガスの詳細分布、星形成効率の分布を求めた。また、サンプル数は限られるものの、非常に明るい星形成銀河の形態の多様性が明らかになりつつある。これまでは、銀河衝突が星形成の主なトリガーであると考えられていたが、棒構造や渦巻構造が大規模な星形成に関係している可能性がでてきた。これらの観測的研究と並行して、構造形成シミュレーションのデータの整備を進めた。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
3: やや遅れている
理由
当初の予定では、2021年度中に大規模なサンプルデータを取得する予定であったが、COVID19感染拡大の影響で観測が中断されたことにより競争倍率が非常に高くなり、アルマの観測時間獲得に至らなかった。
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今後の研究の推進方策 |
2022年度は、4月のALMA Cycle 9の観測提案募集において本研究を再提案する。 これまでの我々の経験から、明るい天体であれば 1天体につき1時間程度の観測時間で質の高い画像が得られることがわかっている。提案が採択されれば、同年度もしくは2023年度にデータが手元に届く予定である。データが得られたら、すぐに解析を開始する。並行して、アーカイブデータやシミュレーションデータを用いた解析を継続して行う。
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