研究課題/領域番号 |
23K21096
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研究種目 |
基盤研究(B)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分32010:基礎物理化学関連
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研究機関 | 岡山大学 |
研究代表者 |
篠田 渉 岡山大学, 異分野基礎科学研究所, 教授 (70357193)
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研究分担者 |
浦野 諒 岡山大学, 異分野基礎科学研究所, 特任助教 (00836976)
宮崎 裕介 岡山大学, 異分野基礎科学研究所, 特任助教 (10963324)
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研究期間 (年度) |
2024-04-01 – 2025-03-31
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研究課題ステータス |
交付 (2024年度)
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配分額 *注記 |
2,210千円 (直接経費: 1,700千円、間接経費: 510千円)
2024年度: 2,210千円 (直接経費: 1,700千円、間接経費: 510千円)
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キーワード | 脂質ナノ粒子 / エンドソーム脱出 / 分子シミュレーション / 粗視化 / 膜融合 |
研究開始時の研究の概要 |
脂質ナノ粒子(LNP)を使った核酸医薬デリバリーは新型コロナウイルスのワクチンにも使用されている。核酸の細胞導入における最大の障壁は核酸のエンドソームからの脱出のステップで、pH変化に伴って核酸を細胞質側に放出するようなLNP設計が試行されており、つまりLNPの主成分の一つであるpH応答性脂質が重要な役割を果たす。しかしLNPの構造やエンドソーム膜との相互作用についての実験情報は乏しい。本課題では分子シミュレーションによってLNPの構造、安定性、核酸のエンドソーム脱出の分子機構を解析し、送達する核酸の種類や分子量に合わせたpH応答性脂質の分子設計、LNP組成を最適化する計算技術の確立を目指す。
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