研究課題/領域番号 |
23K21215
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補助金の研究課題番号 |
21H02235 (2021-2023)
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研究種目 |
基盤研究(B)
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配分区分 | 基金 (2024) 補助金 (2021-2023) |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分40010:森林科学関連
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研究機関 | 京都大学 |
研究代表者 |
舘野 隆之輔 京都大学, フィールド科学教育研究センター, 教授 (60390712)
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研究分担者 |
廣部 宗 岡山大学, 環境生命自然科学学域, 教授 (20363575)
徳地 直子 京都大学, フィールド科学教育研究センター, 教授 (60237071)
兵藤 不二夫 岡山大学, 環境生命自然科学学域, 教授 (70435535)
磯部 一夫 東京大学, 大学院農学生命科学研究科(農学部), 助教 (30621833)
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研究期間 (年度) |
2021-04-01 – 2025-03-31
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研究課題ステータス |
交付 (2024年度)
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配分額 *注記 |
17,160千円 (直接経費: 13,200千円、間接経費: 3,960千円)
2024年度: 3,120千円 (直接経費: 2,400千円、間接経費: 720千円)
2023年度: 4,160千円 (直接経費: 3,200千円、間接経費: 960千円)
2022年度: 4,420千円 (直接経費: 3,400千円、間接経費: 1,020千円)
2021年度: 5,460千円 (直接経費: 4,200千円、間接経費: 1,260千円)
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キーワード | 斜面地形 / 土壌微生物 / 菌根菌 / 硝化 / 窒素無機化 / 根圏土壌 / 微生物機能群 / 植物―土壌相互作用系 / 地位 |
研究開始時の研究の概要 |
本研究は、針葉樹の植栽を行う際に従来考慮されてきた適地適木の考え方を広葉樹植栽に拡張し、さらに植栽木の成長以外にも、森林の多面的な機能を発揮出来るような植栽法の開発を目指して、斜面に沿った立地条件に応じて樹木―土壌―微生物間の相互作用系がどのように変化するかを明らかにすることを目的としています。本研究の知見は、今後、針葉樹人工林を有用広葉樹林へ誘導したり、在来の植生へと誘導する際に、森林の持つ様々な生態系機能を最大限に発揮するために、どのような場所にどの樹種を植栽すると良いか検討するのに役立つと考えています。
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研究実績の概要 |
本研究では、微生物の種や機能群の組成や多様性、種間や機能群間の相互関係に着目して、斜面に沿った樹木―土壌―微生物間の相互作用系がどのように変化するかを明らかにすることを目的とする。具体的には、以下のAからDの課題について取り組んでいる。 (A)斜面地形に沿った植生と土壌理化学性の空間分布パタンを明らかにする、(B)斜面地形に沿った土壌微生物の種や機能群の組成や多様性の空間分布パタンを明らかにし、さらに微生物群集と植生や土壌理化学性との関係性を明らかにする、(C)土壌の理化学性や水分・温度などの環境条件や微生物群集組成を変化させる室内培養を行い、土壌微生物の応答性を明らかにする、(D)土壌基質や環境条件に加えて、植物や共生微生物である菌根菌の影響を操作する野外培養実験を行い、植物種や菌根菌が微生物特性に影響を与えるメカニズムを明らかにする。調査は、京都大学フィールド科学教育研究センター・芦生研究林を中心に実施する。 令和5年度は、課題AとBに関して、芦生研究林内の落葉広葉樹天然林において2001と2023年に採取した土壌の炭素および窒素の安定同位体比の測定を行い約20年間の有機物・窒素動態の変化を明らかにした。さらに植生変化との関連性に関する検討を進めた。課題課題Cに関しては、過去に実施した培養実験の結果を解析し、課題AとBの結果との関連性を検討した。また課題Dに関しては、別サイトで実施した優占樹種が異なる林分での根圏土壌の解析を進めた。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
3: やや遅れている
理由
予定していた調査地での室内培養や野外培養を実施できていないが、代わりに過去に行った同様の培養実験での結果の解析や異なる調査地での関連研究の解析などを進めた。
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今後の研究の推進方策 |
最終年度のため、ここまでで得られた成果を中心にとりまとめを進め、必要に応じて土壌物理性に関する新たな実験を進める予定である。
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