研究課題/領域番号 |
23K21241
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補助金の研究課題番号 |
21H02293 (2021-2023)
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研究種目 |
基盤研究(B)
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配分区分 | 基金 (2024) 補助金 (2021-2023) |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分41010:食料農業経済関連
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研究機関 | 中京大学 (2023-2024) 千葉大学 (2021-2022) |
研究代表者 |
石田 貴士 中京大学, 経済学部, 講師 (30623467)
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研究分担者 |
福重 元嗣 大阪大学, 大学院経済学研究科, 教授 (10208936)
氏家 清和 筑波大学, 生命環境系, 准教授 (30401714)
増田 淳矢 中京大学, 経済学部, 教授 (40549599)
奥山 尚子 横浜国立大学, 大学院環境情報研究院, 准教授 (80617556)
丸山 敦史 千葉大学, 大学院園芸学研究院, 教授 (90292672)
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研究期間 (年度) |
2021-04-01 – 2025-03-31
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研究課題ステータス |
交付 (2024年度)
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配分額 *注記 |
17,030千円 (直接経費: 13,100千円、間接経費: 3,930千円)
2024年度: 4,030千円 (直接経費: 3,100千円、間接経費: 930千円)
2023年度: 6,760千円 (直接経費: 5,200千円、間接経費: 1,560千円)
2022年度: 3,120千円 (直接経費: 2,400千円、間接経費: 720千円)
2021年度: 3,120千円 (直接経費: 2,400千円、間接経費: 720千円)
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キーワード | エシカル消費 / ヘルスコミュニケーション / 食生活改善 / 双曲割引 / 心理的リアクタンス / 認知バイアス / 返報性 / 主要価値類似性モデル / 利他的行動 / 説得的コミュニケーション / 寄付 / 禁煙 / リスクコミュニケーション / 認知的不協和 / 行動経済学 / 精緻化見込みモデル / ヒューリスティック / 信頼 |
研究開始時の研究の概要 |
消費者は、食の安全リスクをしばしば科学的に推計されたリスクよりも過大もしくは過小に評価する。こうした認知ギャップは、社会的に望ましくない結果をもたらすため、消費者に正確な情報を伝達し、理解させたうえで、行動を変えてもらうためのコミュニケーションは、社会的な損失を軽減するために重要である。本研究課題では、人々の意識や行動の変容を促すための効果的なコミュニケーションの方法を明らかにする。
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研究実績の概要 |
2022年度は、説得的コミュニケーションを困難にする要因である心理的リアクタンスが対象者の心理的・認知的要因によってどのような影響を受けるかを明らかにし、効果的な説得的コミュニケーションの方法を検討するために、2件のアンケート調査を実施した。1件目のアンケートは、禁煙の説得に対する心理的リアクタンスの発生要因に関するものである。喫煙者は、医師などから日常的に禁煙についての説得を受けているはずであり、それによって心理的リアクタンスも発生していると考えられる。そこで、そうした禁煙の説得に対する心理的リアクタンスの発生が、ヒューリスティックな思考や統計・確率のリテラシー、情報の探索方法、パーソナリティなどによってどのように異なってくるかを探ることを目的としたアンケートになっている。2件目のアンケートは、寄付の説得に効果的なメッセージの内容に関するものである。ここでは、説得メッセージとして①寄付効果の提示、②返報性、③負担感軽減のそれぞれに訴えかけるメッセージを用意し、それぞれのメッセージが、どのような回答者に効果的かを明らかにすることを目的としている。 さらに、2021年度の分析結果である『Effective Risk Communication with Food Consumers』 について研究会で報告を行った。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
2: おおむね順調に進展している
理由
本研究課題の中心的分析となる心理的リアクタンスと認知的・心理的要因との関係性について、2件のアンケート調査を年度内に実施することができた。また、2021年度に分析を行った『Effective Risk Communication with Food Consumers』 について研究会で報告をおこなえた。
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今後の研究の推進方策 |
2023年度は、2022年度に実施した2件のアンケート調査について、計量経済分析を行い、心理的リアクタンスを発生させず、より説得効果の高いコミュニケーションの方法について定量的な評価を行う。その成果は、学会報告および論文として公表を予定している。 さらに、その分析結果より消費者の認知的・心理的要因が心理的リアクタンスに与える影響についてのモデルを構築し、それを踏まえて、消費者が、説得的コミュニケーションのどの部分に対し、どのような印象を持ったかなど、心理的な部分を詳細に聞くために、グループディスカッション、またはインタビュー調査を実施する予定である。
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