研究課題/領域番号 |
23K21269
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補助金の研究課題番号 |
21H02357 (2021-2023)
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研究種目 |
基盤研究(B)
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配分区分 | 基金 (2024) 補助金 (2021-2023) |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分42020:獣医学関連
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研究機関 | 岐阜大学 |
研究代表者 |
猪島 康雄 岐阜大学, 応用生物科学部, 教授 (20355184)
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研究分担者 |
岡田 彩加 岐阜大学, 応用生物科学部, 助教 (70784221)
高島 茂雄 岐阜大学, 糖鎖生命コア研究所, 准教授 (50537610)
松橋 珠子 近畿大学, 先端技術総合研究所, 講師 (60504355)
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研究期間 (年度) |
2021-04-01 – 2025-03-31
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研究課題ステータス |
交付 (2024年度)
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配分額 *注記 |
17,420千円 (直接経費: 13,400千円、間接経費: 4,020千円)
2024年度: 3,120千円 (直接経費: 2,400千円、間接経費: 720千円)
2023年度: 2,990千円 (直接経費: 2,300千円、間接経費: 690千円)
2022年度: 3,640千円 (直接経費: 2,800千円、間接経費: 840千円)
2021年度: 7,670千円 (直接経費: 5,900千円、間接経費: 1,770千円)
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キーワード | エクソソーム / 牛伝染性リンパ腫 / バイオマーカー / マーカー |
研究開始時の研究の概要 |
牛伝染性リンパ腫ウイルス(BLV)感染牛のうち、リンパ腫を「発症」するのはわずか1~5%であり、BLV感染量が増加しても発症しない感染牛が圧倒的に多く、発症の原因はいまだ不明である。 本研究では、生体の健康状態により、内包する核酸とタンパク質の種類と量がダイナミックに変化する50~150nmサイズの細胞外小胞(エクソソーム)に着目した。エクソソーム内の核酸、タンパク質の挙動とリンパ腫発症との相関を解明し、発症に関わる生体内の因子を分子レベルで明らかにする。
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研究実績の概要 |
牛伝染性リンパ腫ウイルス(BLV)感染牛のうち、リンパ腫を「発症」するのはわずか1~5%であり、BLV感染量が増加しても発症しない感染牛が圧倒的に多く、発症の原因はいまだ不明である。 本研究では、生体の健康状態により変化する、エクソソームが内包する核酸とタンパク質の挙動とリンパ腫発症との相関を解明し、発症に関わる生体内の因子を分子レベルで明らかにする。 本年度は、前年度から継続して、以下の研究を進めた。①各地の食肉衛生検査所、家畜保健衛生所、農業共済組合家畜診療所の協力により、BLVに感染していないコントロール健康牛、リンパ腫を発症していないBLV感染牛、リンパ腫発症牛から乳汁と血液を収集し、解析に必要な検体数と検体量を確保した。②牛の個体情報、血液検査・血液生化学データ、感染ウイルス量、等のデータを収集した。③感染ウイルス量の多い「高コピー感染牛」と、「リンパ腫発症牛」の乳汁エクソソームが内包するマーカーを、miRNAおよびmRNAをターゲットとしたマイクロアレイ解析により、コントロール健康牛の乳汁エクソソームが内包するmiRNAおよびmRNAとともに網羅的に探索、比較した。 その結果、以下の研究成果を得た。コントロール健康牛、BLV感染牛、リンパ腫発症牛から乳汁、血液を収集、個体情報、臨床所見、等をデータベースに追加できた。高コピー感染牛に特異的な乳汁エクソソームが内包するmiRNAマーカー候補を選択できた。また、リンパ腫発症牛に特異的な乳汁エクソソームが内包するmiRNAマーカー、mRNAマーカーを選択できた。さらに、マーカー候補となった分子を検出するリアルタイムPCR法を確立することができた。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
2: おおむね順調に進展している
理由
計画通りに研究成果を得ることができたから
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今後の研究の推進方策 |
引き続き、各地の協力機関からBLV感染牛、リンパ腫発症牛の乳汁、血液を収集する。 乳汁エクソソームが内包するBLV高コピー感染マーカー候補、リンパ腫発症マーカー候補の有用性を検証する。 血液エクソソームが内包するマーカー分子を同定する。 血液エクソソームが内包するマーカー分子の検出系を確立する。
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