目的達成のために計画している研究項目は、(1)NRF2やHIF活性が変化するモデル動物を用いた網羅的解析、(2)システムバイオロジー解析によるバイオマーカー候補分子の選定、(3)疾患モデル動物を用いた実証研究の3つである。研究計画では、最初の2.5年間で、1)および2)を、残りの1.5年間で3)を完成させることになっている。2023年度までには、上記(1)のうち、NRF2活性が変化する薬理学的モデル動物を用いて1種類のmRNAを候補分子として発見している。HIFの活性化薬(PHD(プロリン水酸化酵素)阻害薬)を用いた解析では、鉄代謝に関与する分子を候補分子として見出している。
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