研究課題/領域番号 |
23K21393
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補助金の研究課題番号 |
21H02797 (2021-2023)
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研究種目 |
基盤研究(B)
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配分区分 | 基金 (2024) 補助金 (2021-2023) |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分51010:基盤脳科学関連
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研究機関 | 筑波大学 |
研究代表者 |
山田 洋 筑波大学, 医学医療系, 准教授 (70453115)
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研究分担者 |
小金澤 禎史 筑波大学, 医学医療系, 助教 (80431691)
入江 駿 獨協医科大学, 医学部, 助教 (60918887)
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研究期間 (年度) |
2021-04-01 – 2025-03-31
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研究課題ステータス |
採択後辞退 (2024年度)
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配分額 *注記 |
17,160千円 (直接経費: 13,200千円、間接経費: 3,960千円)
2024年度: 3,380千円 (直接経費: 2,600千円、間接経費: 780千円)
2023年度: 4,160千円 (直接経費: 3,200千円、間接経費: 960千円)
2022年度: 4,160千円 (直接経費: 3,200千円、間接経費: 960千円)
2021年度: 5,460千円 (直接経費: 4,200千円、間接経費: 1,260千円)
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キーワード | サル / 報酬 / 欲求 / 価値 / 神経回路 / 意欲 / 計算 / 行動調節 / 脳 / コスト / 空腹 / 喉の乾き / 計算論 |
研究開始時の研究の概要 |
判断と意志決定は人間の社会生活の根幹であり、その異常は、肥満、薬物依存症、うつ病などの障害として現れる。先行研究により、ヒトの前頭葉内側部の異常がうつ病と関わることが知られている。更に、マカクザルのこの脳部位を磁気刺激すると、うつ様行動が発現する可能性が指摘されている。これらの点から、マカクザルの前頭葉内側ネットワークの活動を測定、操作することで、うつ病の機序の解明につながる可能性が期待できる。以上のように、霊長類の前頭葉内側ネットワークの機能を理解することは科学的・医学的に意義が大きく、申請者の創造的で独創性が高い研究により、新規の発見が期待される。
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研究実績の概要 |
判断と意志決定は人間の社会生活の根幹であり、その異常は、肥満、薬物依存症、うつ病などの障害として現れる。先行研究により、ヒトの前頭葉内側部の異常がうつ病と関わることが知られている。更に、マカクザルのこの脳部位を磁気刺激すると、うつ様行動が発現する可能性が指摘されており、そのメカニズムを理解するための研究を進めてきた。本研究課題では、特に、うつ病の患者に診られる欲求の異常(食欲・睡眠等)の基盤を理解するための研究として、喉の渇きや空腹などの欲求が行動を変容させる仕組みを調べた。 本年度は4年計画の計画3年目として、これまでの成果を論文として報告するとともに(Tymula et al., 2023 Sci Adv.)、昨年度に行った実験の予備的検討を受け研究が早期に進んだ。具体的な内容は次の通りである。 1) サルとヒトの価値観を行動学として比較する研究を報告した(上記論文) 2) 4年計画の3年目で当初の目的を達成したため、本研究を発展させた新規計画の立案と基盤研究(B)への終了年度前年度申請を行った。 このように、計画2年目に十分な予備的検討を得ること、また、3年目の本年度に十分な成果を得たため、新規課題の計画を立案するに至った。新しい実験技術の導入と合わせて新たな計画を進める事により、新規性の高い独創的な研究成果が得られると予想される。実際、申請した計画が採択されたため、本基盤研究(B)は本年度で終了する事となった。新たな研究を新規の基盤研究(B)として開始する事で、本研究で得られた成果を更に発展させるとともに、新たな研究にも意欲的に挑戦していく。
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現在までの達成度 (段落) |
令和5年度が最終年度であるため、記入しない。
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今後の研究の推進方策 |
令和5年度が最終年度であるため、記入しない。
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