研究課題/領域番号 |
23K21405
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補助金の研究課題番号 |
21H02828 (2021-2023)
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研究種目 |
基盤研究(B)
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配分区分 | 基金 (2024) 補助金 (2021-2023) |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分52010:内科学一般関連
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研究機関 | 大阪大学 |
研究代表者 |
武田 朱公 大阪大学, 大学院医学系研究科, 寄附講座准教授 (50784708)
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研究分担者 |
中神 啓徳 大阪大学, 大学院医学系研究科, 寄附講座教授 (20325369)
樂木 宏実 大阪大学, 大学院医学系研究科, 教授 (20252679)
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研究期間 (年度) |
2021-04-01 – 2025-03-31
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研究課題ステータス |
交付 (2024年度)
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配分額 *注記 |
17,160千円 (直接経費: 13,200千円、間接経費: 3,960千円)
2024年度: 4,160千円 (直接経費: 3,200千円、間接経費: 960千円)
2023年度: 4,160千円 (直接経費: 3,200千円、間接経費: 960千円)
2022年度: 4,160千円 (直接経費: 3,200千円、間接経費: 960千円)
2021年度: 4,680千円 (直接経費: 3,600千円、間接経費: 1,080千円)
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キーワード | 認知症 / タウ / 治療法 / アルツハイマー病 / 免疫療法 / バイオマーカー / 伝播 |
研究開始時の研究の概要 |
アルツハイマー病をはじめとする認知症の原因物質と考えられているタウ蛋白を標的とした新規治療法の開発を行う。当グループのこれまでの研究成果を基にして、タウ蛋白の中でも特に認知症の進行に関与する特殊なタウ蛋白を発見しており、これを除去するための免疫療法(ワクチンなど)の開発を進める。
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研究実績の概要 |
超高齢化社会を迎え認知症の急増に対する対応は喫緊の課題となっている。認知症の原因で最も多いのがアルツハイマー病であるが、根本的な治療法は未だ確立されていない。アルツハイマー病の脳内には神経原線維変化(タウ凝集体)と呼ばれる病理所見が出現し、その脳内での広がりが認知症の重症度と相関する。申請者らはこれまでに、タウ病理が脳内を進展する過程において重要な役割を果たす特殊な病的タウを同定し(Takeda et al. Nature Communications 2015、Takeda et al. Annals of Neurology 2016)、その生化学的特徴や臨床的意義について研究を進めてきた(Takeda. Frontiers in Neuroscience 2019、Takeda. Neuroscience Research 2019)。本課題に先行する研究(科研費若手A:H29~R2年度)では、病的タウが神経細胞間を移動する過程(タウ伝播)に着目し、その分子機構の解明と修飾因子の同定を行ってきた。この中で、病態の進行過程におけるタウの翻訳後修飾の重要性を明らかにし、治療法やバイオマーカー開発の標的となる新規リン酸化部位や生物学的パスウエイを同定した(Takeda et al. American Journal of Pathology 2017、Wesseling, Takeda et al. Cell 2020)。本課題ではこれらの成果を基にして、タウ翻訳後修飾が病理の進展(タウ伝播)に与える影響をより詳細に解明するとともに、タウ伝播を標的とした免疫療法の開発や、タウ翻訳後修飾に着目した患者層別化バイオマーカー開発のための基盤的研究を行うことを目的としている。 2023年度には認知症リスク因子がタウの翻訳後修飾に与える影響に関し、リン酸化パターンの変化を網羅的に解析した結果を論文発表することが出来た。また、中枢神経系治療薬がタウ凝集過程に与える影響をスクリーニングした研究成果を論文発表した。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
1: 当初の計画以上に進展している
理由
研究成果に関する2報の英語原著論文を発表することができ、当初の計画以上に進展していると判断した。
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今後の研究の推進方策 |
概ね計画通りに進展しているため、引き続き研究計画に沿って進める。
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