研究課題/領域番号 |
23K21406
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補助金の研究課題番号 |
21H02829 (2021-2023)
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研究種目 |
基盤研究(B)
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配分区分 | 基金 (2024) 補助金 (2021-2023) |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分52010:内科学一般関連
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研究機関 | 神戸大学 |
研究代表者 |
山口 崇 神戸大学, 医学部附属病院, 特命教授 (10725394)
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研究分担者 |
森 雅紀 聖隷クリストファー大学, 看護学研究科, 臨床教授 (10771868)
松田 能宣 独立行政法人国立病院機構近畿中央呼吸器センター, その他部局等, その他 (40505666)
松沼 亮 神戸大学, 医学部附属病院, 医員 (60870508)
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研究期間 (年度) |
2021-04-01 – 2026-03-31
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研究課題ステータス |
交付 (2024年度)
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配分額 *注記 |
17,030千円 (直接経費: 13,100千円、間接経費: 3,930千円)
2025年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2024年度: 2,990千円 (直接経費: 2,300千円、間接経費: 690千円)
2023年度: 2,990千円 (直接経費: 2,300千円、間接経費: 690千円)
2022年度: 5,330千円 (直接経費: 4,100千円、間接経費: 1,230千円)
2021年度: 4,810千円 (直接経費: 3,700千円、間接経費: 1,110千円)
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キーワード | 呼吸困難 / 緩和治療 / オピオイド / ベンゾジアゼピン / ステロイド / がん / 非がん呼吸器疾患 / 緩和ケア |
研究開始時の研究の概要 |
呼吸困難は、がん・非がん呼吸器疾患の双方で頻度が高く、終末期に苦痛をもたら す。本研究では、がんおよび非がん呼吸器疾患の呼吸困難への症状緩和治療に関する無作為化比較試験を行い、各治療法の効果を検証し、呼吸困難緩和治療に関する強固なエビデンスを創出する。また、呼吸困難の緩和治療に関する、リアルワールドの大規模レジストリ研究により、各治療法の効果および有害事象発生予測因子を同定する。さらに、これらの知見を統合した呼吸困難緩和治療アルゴリズムの作成を行い、呼吸困難に苦しむ患者の症状緩和・QOL向上を目指す。
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研究実績の概要 |
当初の研究計画は以下である。【2021年度】非がん呼吸器疾患の呼吸困難に対するオピオイドのRCTを開始する。また、呼吸困難緩和治療に関する大規模レジストリ研究を開始する。【2022年度】がんの呼吸困難に対する緩和治療のRCTを開始する。また、前年より開始した非がん呼吸器疾患の呼吸困難のRCTの結果をまとめる。【2023年度】引き続き、大規模レジストリ研究、がん呼吸困難のRCTを継続する。【2024年度】大規模レジストリ研究、がん呼吸困難のRCTの結果をまとめる。また、これまでの結果を基に呼吸困難治療アルゴリズム作成を開始する。【2025年度】多職種専門家による合意形成を行い、前年より取り掛かっている呼吸困難治療アルゴリズムの作成を完了する。 2023年度は、がん患者の死前喘鳴に関する観察研究の研究成果を国際学会での発表並びに英文誌上に発表した。がん患者の呼吸困難に対するオピオイド治療のレジストリ研究の付帯研究の結果を国際学会での発表並びに英文誌上に発表した。また、非がん呼吸器疾患患者の呼吸困難に対するオピオイド治療に関するレジストリ研究は症例登録を進めた。がん患者の呼吸困難に対するモルヒネ単独とモルヒネ・ミダゾラム併用療法の比較試験に関しては、倫理審査を完了し、症例登録を開始した。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
3: やや遅れている
理由
がん患者の呼吸困難に対するモルヒネ単独とモルヒネ・ミダゾラム併用療法の比較試験の倫理審査の準備の遅延並びにそれに伴う各参加施設の院内調整の遅れがあり、試験開始が遅れたものの、症例登録を開始している。また、非がん呼吸器疾患患者の呼吸困難に対するオピオイド治療に関するレジストリ研究は、症例登録が進んでいるものの、予定よりも登録数の集積が遅れている。
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今後の研究の推進方策 |
がん患者の死前喘鳴に関する観察研究の付帯研究として、死前喘鳴発症の予測因子の探索を進める。がん患者の呼吸困難に対するオピオイド治療のレジストリ研究の付帯研究として、異なるオピオイド間での効果比較やオピオイド既使用患者における投与方法の違いでの効果の違いを探索していく。がん患者の呼吸困難に対するモルヒネ単独とモルヒネ・ミダゾラム併用療法の比較試験は症例登録を進め、予定症例数の登録完了を目指す。非がん呼吸器疾患患者の呼吸困難に対するオピオイド治療に関するレジストリ研究は症例登録数を増加させるために、新たな研究施設の参加を検討する。
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