研究課題/領域番号 |
23K21488
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補助金の研究課題番号 |
21H03125 (2021-2023)
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研究種目 |
基盤研究(B)
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配分区分 | 基金 (2024) 補助金 (2021-2023) |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分57040:口腔再生医学および歯科医用工学関連
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研究機関 | 松本歯科大学 |
研究代表者 |
宇田川 信之 松本歯科大学, 歯学部, 教授 (70245801)
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研究分担者 |
小出 雅則 松本歯科大学, 総合歯科医学研究所, 准教授 (10367617)
小林 泰浩 松本歯科大学, 総合歯科医学研究所, 教授 (20264252)
中道 裕子 松本歯科大学, 総合歯科医学研究所, 准教授 (20350829)
中村 美どり 松本歯科大学, 歯学部, 准教授 (90278177)
山下 照仁 松本歯科大学, 総合歯科医学研究所, 准教授 (90302893)
上原 俊介 松本歯科大学, 歯学部, 講師 (90434480)
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研究期間 (年度) |
2021-04-01 – 2025-03-31
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研究課題ステータス |
採択後辞退 (2024年度)
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配分額 *注記 |
17,420千円 (直接経費: 13,400千円、間接経費: 4,020千円)
2024年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2023年度: 5,070千円 (直接経費: 3,900千円、間接経費: 1,170千円)
2022年度: 5,330千円 (直接経費: 4,100千円、間接経費: 1,230千円)
2021年度: 5,850千円 (直接経費: 4,500千円、間接経費: 1,350千円)
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キーワード | 破骨細胞 / 骨芽細胞 / 骨代謝カップリング / Siglec-15 / 骨粗鬆症 / RANKL / RANK / OPG / LIF / オステオプロテゲリン / 骨吸収 / 骨形成 |
研究開始時の研究の概要 |
本研究では、歯周病や口腔癌によって吸収された歯槽骨を再生させるための新規骨形成促進薬の開発を目指し、破骨細胞の分化と機能をサポートする免疫受容体であるSiglec-15の作用メカニズムについて解析する。Siglec-15は破骨細胞系の細胞に強く発現し、骨芽細胞には発現が認められないにも拘らず、その中和抗体は骨芽細胞の分化を強く促進するという実験結果を既に得ている。様々な病原体がSiglec15リガンドを発現しさらに、癌細胞がSiglec-15を発現することが報告され、中和抗体の歯周病治療および癌免疫再生療法への応用が期待できる。
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研究実績の概要 |
ITAMは、T細胞やB細胞の受容体と会合する細胞膜アダプター分子の細胞内ドメインに共通してみられるモチーフとして発見された。破骨細胞では、DAP12とFcRγの発現が高く、ダブル欠損マウスは大理石骨病を呈する。津田らは、DAP12と会合する免疫グロブリンスーパーファミリー分子として、シアル酸受容体タンパク質Siglec-15を同定した。Siglec-15遺伝子欠損マウスは、骨吸収が抑制され骨量が増加するが、破骨細胞数は減少しない。この実験結果は、破骨細胞の存在が骨芽細胞の活性を支えていることを示唆している。骨組織は、吸収と形成による代謝共役が行われている動的器官である。骨吸収と骨形成の量は、小児のような成長期においては、骨形成が骨吸収活性を凌駕するが、古い骨は新しい骨に改造(リモデリング)される。Siglec-15は、破骨細胞に強く発現し、骨芽細胞には発現が認められないにも拘らず、その中和抗体は骨芽細胞分化を強く促進する。我々は、シングルセルRNAシークエンス(scRNAseq)解析を用いて抗Siglec-15抗体に反応する細胞の特徴づけを行うため、遺伝子発現解析を行った。その結果、マウス骨髄細胞の培養系ではSiglec-15 mRNAはほとんど発現していないことが明らかとなった。そこで、セルソーターを用いて、RANK陽性Siglec-15陽性細胞とRANK陽性Siglec-15陰性細胞の遺伝子発現をバルクのRNAseqで遺伝子発現を比較する実験を策定、現在解析中である。
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現在までの達成度 (段落) |
令和5年度が最終年度であるため、記入しない。
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今後の研究の推進方策 |
令和5年度が最終年度であるため、記入しない。
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