研究課題/領域番号 |
23K21490
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補助金の研究課題番号 |
21H03132 (2021-2023)
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研究種目 |
基盤研究(B)
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配分区分 | 基金 (2024) 補助金 (2021-2023) |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分57050:補綴系歯学関連
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研究機関 | 広島大学 |
研究代表者 |
津賀 一弘 広島大学, 医系科学研究科(歯), 教授 (60217289)
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研究分担者 |
竹内 真帆 広島大学, 病院(歯), 助教 (00397944)
吉川 峰加 広島大学, 医系科学研究科(歯), 准教授 (00444688)
森田 晃司 広島大学, 病院(歯), 助教 (30555149)
吉田 光由 藤田医科大学, 医学部, 教授 (50284211)
大上 博史 広島大学, 医系科学研究科(歯), 助教 (70711307)
丸山 真理子 広島大学, 病院(歯), 歯科診療医 (80613041)
岡田 信輔 広島大学, 病院(歯), 病院助教 (20736558)
森 隆浩 広島大学, 病院(歯), 助教 (70760007)
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研究期間 (年度) |
2021-04-01 – 2026-03-31
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研究課題ステータス |
交付 (2024年度)
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配分額 *注記 |
17,030千円 (直接経費: 13,100千円、間接経費: 3,930千円)
2025年度: 3,380千円 (直接経費: 2,600千円、間接経費: 780千円)
2024年度: 3,380千円 (直接経費: 2,600千円、間接経費: 780千円)
2023年度: 3,380千円 (直接経費: 2,600千円、間接経費: 780千円)
2022年度: 3,380千円 (直接経費: 2,600千円、間接経費: 780千円)
2021年度: 3,510千円 (直接経費: 2,700千円、間接経費: 810千円)
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キーワード | 口腔機能低下症 / 舌圧 / 低舌圧 / 舌運動訓練 / 高齢者 |
研究開始時の研究の概要 |
特定臨床研究として舌トレーニング器具を用いた研究を行う。最初に「医療用ペコぱんだを用いた前期高齢者への早期舌トレーニングが口腔機能に与える影響に関する研究」、実施計画番号:jRCT1062220055)を行い、これを踏まえ、舌トレーニングアプリを用いる群:新規に上市された舌圧レベル表示器(ペコじーな,ジェイ・エム・エス)と2種類の専用ゲームアプリ(「下駄飛ばし」および「釣り」ゲーム)を用い、1日1回トレーニングを行う群、棒付きキャンディーを用いる群について研究を行う。得られた結果をとりまとめ、学会発表および論文投稿を行う。
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研究実績の概要 |
本研究は、前期高齢者を対象とし、低舌圧の早期診断と舌運動訓練が口腔機能低下症予防・改善に及ぼす影響を明らかにすることを目的とし計画した。口腔機能低下症に関しては多くの研究が行われているが、口腔機能低下症の予防および治療法については、未だ確立されていない。 そこで本研究では、対照群と3種類の実験群(実験群1:舌トレーニング用具を用いる群、実験群2:棒付きキャンデーを用いる群、 実験群3:舌トレーニングアプリを用いる群)の合計4群に同じ割合で低舌圧被験者と境界域被験者を応募順に順次割り付け、介入研究を開始する予定であった。しかしながら、先行研究がほとんどないため、まずは実験群1:舌トレーニング用具を用いる群のみでの全数調査を行う必要があるとの広島臨床研究開発支援センターの指摘を受け、研究計画に改良を加え、「医療用ペコぱんだを用いた前期高齢者への早期舌トレーニングが口腔機能に与える影響に関する研究」として広島大学臨床研究審査委員会の承認を得てjRCTに登録した(jRCT番号:jRCT1062220055)。 本研究の被検者選択基準は①同意取得時の年齢が65歳以上、74歳以下の者②広島大学病院への通院が可能な者③本研究の参加に関して本人からの同意が文書で得られる者とした。研究対象者は医療用ペコぱんだを用いた舌訓練を一日3セット毎日行い、4週間に一度来院し最大舌圧を測定、適切な医療用ペコぱんだをその都度選択し、24週間訓練を継続することとした。研究開始時および24週後、48週後には口腔機能検査も行う計画とした。 現在研究途中ではあるが、30名の被検者に対し4週の訓練後に24名、8週の訓練後に26名の最大舌圧値が増加しており、口腔機能低下症によい影響を与える可能性が高いと考えている。脱落する被検者もなく順調に研究進行しており、今後も有益な知見が得られると確信している。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
3: やや遅れている
理由
当初の計画では、対照群と3種類の実験群(実験群1: 舌トレーニング用具を用いる群:PP群;最大舌圧の85%程度の負荷で6回、舌トレーニング用具(ペコぱんだ、ジェイ・エム・エス)を押しつぶす訓練を1日3回行う。)実験群2: 棒付きキャンデーを用いる群:CC群;Kawanoら(2018)の報告をもとに、訓練用飴として棒付き飴(チュッパチャップス)を各月4週について週3日、1日1個、随意的最大労作で10分間舐める訓練を指導する。実験群3:舌トレーニングアプリを用いる群:TA群;新規に上市された舌圧レベル表示器(ペコじーな,ジェイ・エム・エス)と2種類の専用ゲームアプリ(「下駄飛ばし」および「釣り」ゲームを用い、各月4週について週3日1日1回両方のゲームを行う)の合計4群に同じ割合で低舌圧被験者と境界域被験者を応募順に順次割り付け、介入研究を開始する予定であった。 しかしながら、すべての実験群において先行研究がほとんどないため、まずは実験群1:舌トレーニング用具を用いる群のみでの全数調査を行う必要があるとの広島臨床研究開発支援センターの指摘を受け研究計画を変更した。また、最長4年の介入に関しても、介入期間変更の指摘があり修正したため、当初の計画より進捗がやや遅れたが、臨床研究承認後は順調に計画が進行している。また、実験群1の結果を踏まえて実験群2、3の研究計画を作成し申請予定である。
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今後の研究の推進方策 |
まずは、「医療用ペコぱんだを用いた前期高齢者への早期舌トレーニングが口腔機能に与える影響に関する研究」を推進する。またその結果を踏まえ実験群2:棒付きキャンデーを用いる群および実験群3:舌トレーニングアプリを用いる群についても特定臨床研究承認を目指し研究を計画しており、準備が整い次第申請する予定である。
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