研究課題/領域番号 |
23K21515
|
補助金の研究課題番号 |
21H03194 (2021-2023)
|
研究種目 |
基盤研究(B)
|
配分区分 | 基金 (2024) 補助金 (2021-2023) |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分58030:衛生学および公衆衛生学分野関連:実験系を含まない
|
研究機関 | 順天堂大学 (2024) 筑波大学 (2021-2023) |
研究代表者 |
山岸 良匡 順天堂大学, 大学院医学研究科, 教授 (20375504)
|
研究分担者 |
澤田 典絵 国立研究開発法人国立がん研究センター, がん対策研究所, 部長 (00446551)
村山 洋史 地方独立行政法人東京都健康長寿医療センター(東京都健康長寿医療センター研究所), 東京都健康長寿医療センター研究所, 研究副部長 (00565137)
清水 悠路 地方独立行政法人 大阪健康安全基盤研究所, 公衆衛生部, 課長 (40569068)
西連地 利己 獨協医科大学, 看護学部, 教授 (70453404)
村木 功 大阪大学, 大学院医学系研究科, 准教授 (70731561)
藤原 佳典 地方独立行政法人東京都健康長寿医療センター(東京都健康長寿医療センター研究所), 東京都健康長寿医療センター研究所, 研究部長 (50332367)
磯 博康 大阪大学, 医学系研究科, 教授 (50223053)
|
研究期間 (年度) |
2021-04-01 – 2026-03-31
|
研究課題ステータス |
交付 (2024年度)
|
配分額 *注記 |
17,290千円 (直接経費: 13,300千円、間接経費: 3,990千円)
2025年度: 3,250千円 (直接経費: 2,500千円、間接経費: 750千円)
2024年度: 3,250千円 (直接経費: 2,500千円、間接経費: 750千円)
2023年度: 3,120千円 (直接経費: 2,400千円、間接経費: 720千円)
2022年度: 3,120千円 (直接経費: 2,400千円、間接経費: 720千円)
2021年度: 4,550千円 (直接経費: 3,500千円、間接経費: 1,050千円)
|
キーワード | 認知症 / プール解析 / プール分析 / メタアナリシス / リスクファクター / 追跡研究 / 疫学研究 |
研究開始時の研究の概要 |
わが国を代表する大規模コホート研究であるCIRCS研究(対象者数約2万人)、JPHC研究(10万人)、茨城県健康研究(5万人)の3研究において、共通した手法を用いて、要介護認知症の発症追跡、分析データベースの構築、共通の基準を用いた統計分析を行う。各コホートでは、研究開始時の健診成績などの古典的なリスク要因や食習慣など生活習慣要因のデータ、生理・生化学的検査や保存血液などがあり、これらを網羅的に検討し、統一した方法で解析する。さらに共通解析が可能な項目を、メタ解析の手法を用いて約17万人のプール解析を行う。これにより、わが国の保健医療の現場で役立つ認知症予防法に関するエビデンスを創出する。
|
研究実績の概要 |
本研究では、わが国を代表する3つの大規模コホート研究である、CIRCS研究(対象者数約2万人)、JPHC研究(約10万人)、茨城県健康研究(約5万人)において、共通した手法を用いて、要介護認知症の発症追跡、分析データベースの構築、共通のカットポイントを用いた統計分析を行う。各コホートでは、研究開始時の健診成績などの古典的なリスク要因や食習慣など生活習慣要因のデータ、生理・生化学的検査や保存血液などがあることから、これらを網羅的に検討し、各コホートで統一した方法で解析する。さらに共通解析が可能な項目についてはメタ解析の手法を用いて約17万人を対象とする統合解析を行う。これらを順次公表し、若手研究者を中心に系統的に論文化を進める。これにより、わが国の保健医療の現場で役立つ認知症予防法に関するエビデンスを創出する。これらのメタ解析から得られるエビデンスは、基礎・臨床実験の結果を踏まえて解釈することにより、より強固なエビデンスとして位置づけることができる。 本年度は、上述の3コホートにおいて、古典的なリスク要因について、統合分析を行うための分析を個々のコホートにおいて行い、それを中央に集約して予備的なメタアナリシスを開始した。また、個々のコホートにおいてデータ収集を続けるとともに、個別の分析結果の公表を進めた。上記3コホート以外のコホートについて、新たに2つのコホートの追加が可能となり、倫理手続きなどの準備を開始した。
|
現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
2: おおむね順調に進展している
理由
当初予定に従って、データの収集、蓄積が進んでおり、各コホートにおいて、それぞれデータベースの構築や個別の分析などが順調に進捗している。また、あらたなコホートの追加も見込まれており、当初予定よりも大規模な分析が可能となる可能性が高い。一部のコホートでは、研究者の指導の下、若手研究者を中心に分析結果を学会で発表し、論文化を進めている。
|
今後の研究の推進方策 |
ひきつづき、各コホートにおいてデータの収集体制の維持・構築や、収集したデータの整理、データベース化、論文化を進める。令和4年度は、追加されたコホートについても本年度同様の分析を開始し、古典的なリスク要因についてのメタアナリシスを進める。
|