研究課題/領域番号 |
23K21529
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補助金の研究課題番号 |
21H03220 (2021-2023)
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研究種目 |
基盤研究(B)
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配分区分 | 基金 (2024) 補助金 (2021-2023) |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分58050:基礎看護学関連
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研究機関 | 石川県立看護大学 (2023-2024) 金沢大学 (2021-2022) |
研究代表者 |
大貝 和裕 石川県立看護大学, 看護学部, 教授 (40706983)
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研究分担者 |
須釜 淳子 藤田医科大学, 社会実装看護創成研究センター, 教授 (00203307)
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研究期間 (年度) |
2021-04-01 – 2025-03-31
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研究課題ステータス |
交付 (2024年度)
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配分額 *注記 |
17,420千円 (直接経費: 13,400千円、間接経費: 4,020千円)
2024年度: 3,640千円 (直接経費: 2,800千円、間接経費: 840千円)
2023年度: 3,380千円 (直接経費: 2,600千円、間接経費: 780千円)
2022年度: 3,900千円 (直接経費: 3,000千円、間接経費: 900千円)
2021年度: 6,500千円 (直接経費: 5,000千円、間接経費: 1,500千円)
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キーワード | 失禁関連皮膚炎 / IAD / 細菌叢 / 真菌叢 / マイクロバイオーム / 次世代シークエンス / 失禁関連皮膚炎(IAD) |
研究開始時の研究の概要 |
継続課題のため、記入しない。
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研究実績の概要 |
本研究では、オムツ着用者に見られる失禁関連皮膚炎(IAD、いわゆる「オムツかぶれ」)の新たなリスクファクターとして皮膚細菌・真菌があるのではないかと考え、オムツを着用している高齢者の皮膚細菌・真菌叢(パターン)を詳細に分析し、IAD発症と関係する細菌・真菌を発見することを目的としている。また、「皮膚に残留し続ける病原菌」を排除することが、新たなIAD予防ケアとして有効であるかを明らかにすることも検討している。
本年度は、臨床での調査を行うべく、本学での倫理申請とフィールドの開拓を実施した。研究代表者が本年度から研究機関を異動した関係で、倫理申請とフィールドの開拓を再度行う必要があったためである。倫理申請は承認され、研究の実施状況は整った。実際の臨床での調査に向けて対象となる高齢者施設での回診を行い、次年度に調査を行うように計画を変更した。
この間、実験室内でできる実験として、生菌のみの細菌叢の分析方法として、RNA菌叢解析とPMAxx生菌DNA分析の検討を引き続き行い、RNA法に比べてPMAxxによる方法がより生菌細菌叢解析に適していることを明らかにした(本研究成果は大学院生の修士論文としてまとめた)。 R6年度の臨床調査については、本年度より研究代表者が異動した石川県立看護大学の研究者とともに、高齢者施設での採取を検討しており、先方とのすり合わせののち、調査を開始、サンプルを回収し、解析まで進める予定である。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
4: 遅れている
理由
生菌に着目した菌叢解析方法を決定し、倫理申請は承認されたが、当初予定していた臨床調査には至らなかった。研究代表者はR5年度より石川県立看護大学に異動となり、高齢者施設での調査を調整しており、本年度に分析までを行う予定としている。当初予定に比べて相当の遅れをとっており、「遅れている」と判断した。
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今後の研究の推進方策 |
臨床フィールドでの調査を実施し、サンプル処理、次世代シークエンス、結果の分析を行い、論文として公開する。
調査内容:対象者は慢性期病棟でオムツを着用している患者10名を目標とし、仙骨部と臀部2カ所の計3カ所からサンプルを採取する。採取されたサンプルをDNA保存液に浸漬した上で、研究代表者の所属する研究期間で分析に供する。
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