研究課題/領域番号 |
23K21540
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補助金の研究課題番号 |
21H03235 (2021-2023)
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研究種目 |
基盤研究(B)
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配分区分 | 基金 (2024) 補助金 (2021-2023) |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分58060:臨床看護学関連
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研究機関 | 福井大学 |
研究代表者 |
佐藤 大介 福井大学, 学術研究院医学系部門, 教授 (20524573)
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研究分担者 |
霜山 真 宮城大学, 看護学群, 准教授 (00626559)
吉田 詩織 東北大学, 医学系研究科, 助教 (60823391)
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研究期間 (年度) |
2021-04-01 – 2025-03-31
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研究課題ステータス |
交付 (2024年度)
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配分額 *注記 |
16,900千円 (直接経費: 13,000千円、間接経費: 3,900千円)
2024年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2023年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2022年度: 5,070千円 (直接経費: 3,900千円、間接経費: 1,170千円)
2021年度: 9,360千円 (直接経費: 7,200千円、間接経費: 2,160千円)
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キーワード | がん薬物療法 / 遠隔看護 / AI / QOL / 外来化学療法 / がん患者 / がん看護 |
研究開始時の研究の概要 |
本研究は自宅で療養している外来化学療法を受けるがん患者の治療による副作用やバイタルサインを含めた、日々の生体情報の可視化およびAIによる生体情報のアセスメント機能を搭載した遠隔看護システムの構築、クロスオーバー試験により構築した遠隔看護システムを用いて看護介入を実践・評価し、外来化学療法を受けるがん患者の症状の増悪予防及びQOL向上を目指す新規性のある看護支援プログラムの開発である。
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研究実績の概要 |
R5年度の上半期は、昨年度と同様に外来化学療法中のがん患者への遠隔看護システム【T-SCOT】の画面構築及びArtificial Intelligence(以下AI)の機能構築を行なった。画面構築では、患者が測定したバイタルサインデータを表示する熱型表の画面修正を行なった。患者は自分が測定及び入力した生体情報を、研究者が確認したかを知ることができる項目を新たに追加した。また研究者側の画面では、AIが診断(患者を5段階で評価)した結果を表示する画面も同時に構築した。 T-SCOTにAIを付与する前段階として、外来化学療法を受けたがん患者【消化器疾患5名】のデータをもとに学習データを作成した。さらにバイタルサインズの基 準値から、複数の基準データも作成し、それらを学習データとして織り交ぜた。診断については、5段階(問題なし-すぐに病院を受診し入院)として、教師データを5名の患者データに付与した。なおAIについては、プログラミングをMATLABを使用して、ニューラルネットワークの概念からAIを生成した。 R5年度の下半期は、作成したTーSCOTを元に消化器系のがん患者で外来にて、がん薬物療法を行った患者15名に対して介入研究を実施できた。現在データを分析中である。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
2: おおむね順調に進展している
理由
遠隔看護システムが完成し、データ収集が順調に進んでいる。今後はクロスオーバー試験により対照群のデータを収集して比較検討を行っていく。
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今後の研究の推進方策 |
現在得られてデータを解析中である。今後はオープンアクセスできるジャーナルに投稿し論文化を図る。
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